今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

備忘録 「JRA崩壊?」

ここにブログを引っ越してほぼ10年、当初は他の場所にも同じ記事を書いてきましたがいつの間にかこちらだけに。

ここはテニスに限定してたけど、 前のところではいろいろ書いてました。

そこは来年で終了になるので、そういう記事もこちらに載せる事にしました。

2008年からなのでいささか古いですが

 

とても信じられない事だが…
まずは次の記事を読んでください。

【配当160億円所得隠し 競馬予想プログラム会社に指摘 東京国税局 競馬予想プログラムなどを作成するデータ分析会社「UPRO」(東京都渋谷区)が、平成19年3月までの3年間に競馬で得た配当金を申告しなかったとして、東京国税局から約160億円の所得隠しを指摘されていたことが9日、分かった。追徴税額は重加算税を含めて約60億円とされる。同社は課税処分を不服として異議を申したてているもようだ。】(産経新聞)2009.10.9

恐らく、競馬に興味がないと、この記事の意味合いが良くわからないと思う。
これが事実であれば、まさに競馬というギャンブルが成り立たない可能性があるし、競馬の歴史が覆る事になる。
私もこのブログで何回か書いた事があるけど、競馬をギャンブルとしてみた場合とても勝率が悪い。
それは競馬主催者であるJRAがはじめから※テラ銭として25%を天引きしてるから。
※胴元の取り分
わかりやすく言うと、100円賭けたのに既に25円引かれて賭け金が75円になってしまう事。
こんな分の悪い賭け事は他にない。

もう少し説明すると、馬券には何種類があって1番確率の高いものは複勝馬券でそのレースに3着までに入れば良い。
16頭立てだとして3/16で18.75%、単勝だと1/16で6.25%で10%もないし、基本的にどちらの配当も安い。

単勝複勝でこれだから3連単(1.2.3着を順番通りにあてる馬券)など、とてもとても無理である、おまけに25%も控除されてるし・・・

第一報をみると、コンピュータプログラムを使って競馬に賭けて利益を上げたらしい。
競馬をよく知ってるとわかる事だが、今までのどんな必勝法をもってしても、こんなに利益を上げる事は出来ないし、ましてプログラム買いなどでは絶対に無理。
また競馬には単純な確率論だけではなく、馬や騎手、馬場状態、などいろんな要素があり、尚更不確実性が伴うのである。

僕自身、今は遊び程度しかやらないが、一時期のめり込んだので良くわかる。
タイム、指数、馬場状態、オッズ等々研究して多くの労力をつぎ込んで年間の回収率が80%少しくらいだった・・・
利益が出るどころか負けている。

3年で160億、年50億強儲けた事になるが、いったい賭け金をいくら使ったのか?
そのあたりも興味もあるけど

本当に、この記事が事実だとして、このようなプログラムが存在するならば、JRAどころか世界中の競馬が成り立たなくなる。

 

※当時、書いたままの文章を転載しました。

後日、続報等あり、報道内容は額面通りには受け取れない事が判明しました。