今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

備忘録 「続JRA崩壊?」

ここにブログを引っ越してほぼ10年、当初は他の場所にも同じ記事を書いてきましたがいつの間にかこちらだけに。

ここはテニスに限定してたけど、 前のところではいろいろ書いてました。

そこは来年で終了になるので、そういう記事もこちらに載せる事にしました。

2008年からなのでいささか古いですが

 

JRAに遠慮したのだろうか?
スポーツ新聞の扱いが少ないみたい。

それはそうだろう、ネタである紙面での予想が意味をなさなくなるかもしれない。
それほど今回の事件は衝撃的な事なのだが・・・
競馬の紙面の大半の読者が競馬で儲けたいから読む。
もちろん競馬をスポーツとしてとらえて馬券を買わない人もいるが、それは少数でしょう。
勝ち馬教えます式の全面広告があったり、競馬評論家を生業とする人も多い、それは競馬がギャンブルとして多くの人に認知されてるからに他ならない。

以下は少ないながらスポーツ系の新聞記事

 

【関係者によると、同社は、騎手や出走馬の血統などを解析する競馬予想プログラムを独自に開発し、結果を予想。倍率に応じて掛け金を変えた上で、ほとんどの組み合わせの馬券を購入するやり方で巨額の利益を得ていたが、これを税務申告していなかったという。

 国税局は同社の資産の「保全差し押さえ」の手続きを取ったが、配当などの大部分は親会社がある香港などに移されていたため、追徴税額のうち、差し押さえできたのは二十数億円にとどまったもようだ。】
10/9スポーツ報知記事より抜粋

その競馬予想プログラムの一端が書いてある。
同じようにサンケイ新聞のコラムでも触れている人がいたが、興味のある人が多いだろうから少しまとめてみたい。

僕の経験からもそうなのだが、競馬に勝つ(勝ち馬を当てる事ではなく、ギャンブルとしてトータルで収支を大幅プラスにする)事を考える意味ではいろんなアプローチがある。
それをひとつひとつ述べると膨大な量になるが、少ない報道の中で推測すると

騎手と血統を重要視するみたい。

騎手は僕も競馬における重要なファクターであるとは思っていた、場合によっては馬自身より勝ち負けに関係してくる、おそらくは勝率はもちろん、得手不得手や相性など色んな要素を考慮するのだろう。

血統については、僕自身深く研究した事はないのでわからないが・・・

あと注目すべきは、オッズ(掛け率)に応じて掛け金を変え、ほとんどの組み合わせの馬券を買う。とある!
人によっては目から鱗の事かもしれない。

実はこのやり方はオッズによってはプラスになる場合もある。
大穴専門の買い方をしてる人が、本命サイドの買い方をしてる人より年間トータルでは上回る事はある、ただしプラスになることは稀であるが。

ここらあたりにこのプログラムの秘密がありそう。

オッズはその馬に賭けた人がどのくらいいるのか?で算出される、人気の度合いとは違う。

強い馬でも賭ける人が少なければ高くなる。

また、馬券の種類毎に算出されるので、今のように高いオッズになりがちな3連単などに人気が偏ると他の馬券のオッズにも影響がある。

おそらく独自の計算で想定オッズ算出し、直前オッズとの偏りを見つけだし賭けるウェートを変えているのではないか?

推論としては、JRAのここ最近の高額配当の馬券の設定が背景にあるのではないかと思う。
馬単3連単(1〜3着を順番どおりに当てる)や3連複などがそう、僕が始めた頃は枠連馬連が主流だったし、配当もそれなりに付いた記憶がある。
高配当馬券はリターンが大きいが、当たる確率は下がる。
一方、単複馬券などは確率は高いが、買う人が少ないと配当が下がるから敬遠されがちになってしまう。

JRA(競馬)はここ最近人気が凋落している。
それに歯止めをかける為に、高配当ではあるが当たる確率の少ない馬券を導入してきた、その事で競馬のギャンブル性は高まり、ある程度人気も出たのかもしれない。

だが皮肉にも今回のようにギャンブルとして成立しなくなるようなJRAの存続にかかわる事件?を引き起こしたのではないか?
コンピュタープログラムというものは3年間のスパンでまぎれがないとすると、有効性は証明されたも同然である。
税金を払ったとしてもこれだけ勝てるプログラムの存在が明らかになった。
今後、この面で多くのプログラム作成のアプローチがなされるでしょう。
もっと勝てるプログラムもあり得るのである。