久しぶりに良い錦織を見ました。
シードがないので1回戦からランク上位と当たりますが、復調してきたといって良いですね。
さて画像ですが、ドバイATP500でのシーンだと思われます。
あちらのカメラマンはテニスを良く知ってますね。
下半身は写っていませんが、オープンスタンス、左足をやや前に置いてます。
打球前なのか打球後なのか?
言うまでもなく打球後です、中級以上ならわかるでしょう。
目を引くのはグリップと、もう1箇所ありますがこれについては後ほど。
こういう画像を見る時、カメラアングルに注意しなくてはいけない
ものすごく厚いグリップに見えます、通常のウエスタングリップからさらに一握り回したかのようです、こういうグリップもエキストリームグリップとしてあるのですが、この場合はカメラアングルのせいでしょう。
打球はライジングで打ってますが、打点は上昇してくる途中なのか?
バウンドの頂点なのか?
おそらく、錦織の身長とスイング角度から考えて途中でしょう。
ライジングで打つのには高い技術が必要、打点の高さに応じてスイング角度、グリップも変えます。
瞬時の判断が必要です。
バウンド後の落ち際を打つのに比べるとはるかに難しくなります。
大概は上からこするように打って当たりが薄くなり、スピンが甘くしかも短いボールになってしまいます。
錦織はもちろんプロレベルでは、グリップを前方向に回すようにして打つ事もあります。
今のトレンドは上昇してくるボールを、水平なスイングで打ちますね。
ジョコビッチ、メドベージェフによく見られます、錦織も何本か打ってました。
さて
もうひとつ画像に見られるのは左手の特異な形状です、他の選手にも見られます
※随分以前に記事に書いてるので興味があれば参考に
似てませんか?
歌舞伎で大見得を切った時の瞬間を捉えてると言われています。
力の入る場面ですね。
なぜそうなるかはあえて解説しませんし、中級者ではわからないでしょう。
錦織はフォームをよく変えます。
シーズン中でも変える事があります、バックハンドも変えつつあるようです。
左腕を真っ直ぐに伸ばしています。
ジョコビッチに最高のバックハンドと言わしめた錦織にしても、試行錯誤を繰り返すのです。