今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

視点

最近のスポーツ中継はカメラのアングル(視点)を工夫して、いろいろな角度からプレーを捉えたり、またスロー再生も駆使して楽しませてくれます。

動画サイトにUPされるものも画質が良くなり、中には4Kで見れるものがあります。

解像度が高いとそれだけ情報量も多く、グリップの握り方など細部も良くわかります。

とくにフォームは一定の視点からだけではわからないものです。

ただ、自由に視点を変えられるようになってる動画はまだありませんね。

最近良く見かけるCMです。

あれ?

ちょっとおかしい?と思った人は上級者ですね(笑)

このマレーの動画は以前に取り上げました。

サーブの動画は多くUPされてますが、これはとても参考になります。

いろいろなアングル(視点)から撮影されているからです、とくにほぼ真上からのアングルは他にないですね。

サーブはテニスで1番重要なショットなのにおざなりにされています。

一般的なスクールでは1番最後に数分間だけ、しかも勝手に打たせて終わり(笑)。

サーブは関連する動作が多く複雑で教えるのが難しい、とりあえず入ればそれで良い!などと考える人が多いのも軽視される理由なのでしょう。

試合中継を録画してサーブのシーンを抜き出して見ても、参考になる映像は少ないですね。

さて、この両者の映像における違いがわかりますか?

※CMの方は、演出効果を考えてあえてこのように撮影したのかもしれません、もしかするとCGかもしれません。

動画から切り出して連続静止画にしました。

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こちらはマレー

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トスの位置が大きく違います。

大坂はほぼ真上、マレーは右斜め前方に上げています、ヒットポイントのラケット面から両者共スピンサーブでしょう。

どちらが良いか?ではありません。
マレーは動画を見ると、トスを上げながら身体を前に移動しています、大坂はその場で回転する動き方です、これは選手個々のくせとも言うべきです。
大坂のほぼ頭の真上にトスを上げるサーブは、身体が柔軟でないと出来ないし、素早く身体を回転させる必要があります。

またボールをずっと目で追えません。

フラットサーブの場合はもう少し前方にトスするのでしょうが・・・

同じショットでも視点を変えると新しい発見があります。

とくに、このマレーの動画はヒットポイントでのラケット面の角度が明確にわかります。