今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

ピュアドライブは魔法の杖?

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全米オープンを見てて気づきました。

いつの間にかピュアドライブが増殖している(笑)

とくに女子が多いですね

ムグルッサ、プリスコバ、ラドバンスカ、エラーニ

ランキング上位でもこれだけいます。

男子でも、フォニーニ、※フェレール

日本では杉田、ダニエル太郎

実は、バボラ社がテニスラケットを発売し始めたのは20年ぐらい前です。

ウィルソン社、ヘッド社に比べると、歴史は浅いのです。

それまではストリングスのメーカーでしたが、あっという間に現在の地位を築きました。

特にピュアドライブは、名にし負うベストセラーモデルなので、プロが使うのも多いかもしれませんが、周りの上級者の使用頻度は高くないですね。

彼ら曰く、パワーがありすぎてコントロールがつけづらい、面のどこで打っても同じ感触等々。

非力な中級者が使うラケットだと言わんばかりです。

果たしてそうでしょうか?

ムグルッサもプリスコバも180cnを越える大女?ですし、フォニーニにいたっては厚い胸板のムキムキマンです。

杉田もダニエルにしても、非力とは言えませんよね。

プロが使ってるラケットは別モノだよ!

などとしたり顔で言う人がいます。

何度も書いてますが、重さバランスは変える場合もあるでしょうが、グラファイトの組成を変えたりはしてないでしょう。

ただ旧モデルのカラーリングを塗り替えて使う事はあるようです。

ラケットに求められるのは、パワーとコントロールだと言われます。

一見相反する要素で両立は難しく感じられます、だからこそ選択に悩むのでしょうね。

※ストリングスの概念を持ち込むと、限りなくややこしくなるのでここでは論じません。

おおまかにですが各社のラケットを比較すると。

バボラはパワー、ヘッドはコントロール、ウィルソンはその中間と言えるかもしれません。

最近の傾向は各社とも振動吸収に力を入れてます、これは米国でラケットの振動のリスクが言われ始めたのが原因でしょう。

この点早くからバボラは取り組んでました。

ヘッドのラジカルとピュアドライブは、ラインナップの中での位置づけはほぼ同じだと考えますが。

打ってみると違いは明白です。

ラジカルはボールがなかなか行きません、ピュアドライブに持ち替えるとその飛びようにびっくりします。

では、ピュアドライブはコントロールがダメダメなのか?

決してそうは感じません。

ピュアドライブは、パワーとコントロールをうまく両立させたラケットなのです。

プロでもフォニーニと杉田は、パワーの部分を上手に利用しています。

フォニーニは時に素晴らしいスピードのショットを打ちますね。

魔法の杖も見かけは普通の杖ですが、振り方次第で化ける(笑)

プロが使うのも当然の事なのでしょう。

杉田もフォーニーニも以前は別のラケットを使用してました、二人共、ピュアドライブに変えてから成績が良くなリましたね。

フォーニーニはランキング下位、杉田は100位にすらずっと入れませんでした。

フェデラーの復活にも、変えたラケットがおおいに関与していると思ってます。

最近伸びてきている若手は、初めからパワー系のラケットで育っています。

打ち方もラケットのパワーをうまく活かした打ち方をしていますね。

※先に挙げた2人に比べて目立たなかったダニエル太郎ですが、マスターズ大会でジョコビッチに勝ちました。

サーブの改善が功を奏したようですが、ストロークも鋭くなってました、ようやく使いこなせるようになったのでしょう。

スピンレートもかなり上がってます。

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現在は、スピードがありかつスピンが効いたボールがゲームを支配してます。

打つにはプロと言えどもパワー系のラケットでなければ難しいのでしょう。

冒頭の画像は、ラドバンスカです。

彼女は現在はスリクソンの契約プロですが、以前はピュアドライブを使ってました。

黒塗りのラケットを持ってるのは直近の画像ですが、実はピュアドライブです。

彼女にしても変え難いのでしょうか(笑)