今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

プロとアマチュアの差

少し漠然とした題ですが、上級と中級の差とは違うので。

 

テニスの楽しみ方はいろいろあります、やはり一番の醍醐味は試合ではないでしょうか

一対一で相手と対峙し、緊張感の中で持てる技術・体力の全てを駆使して戦う…

テニスの試合は運が作用しません、ラッキーショットもありますが、それが試合の大勢に影響する事は殆どありませんね。

実力差がはっきりするスポーツです。

 

時々、県大会の常連やインカレに出た人と試合をします。

全てのショットが上手ではなく、穴があったり、平均以下のショットがあったりするものです。

ところがプロと呼ばれる人(ATP・WTA100位以内とします)にはそういう事はありませんね。

プロとアマチュアの差は想像以上に大きいのです。

 

面白い動画を見つけました。

ジョンソンはランキング50位前後、対するのは、ラケットの試打動画でお馴染みの人物ですが、腕前は上級と言えるでしょう。

 

 

交互のプレヤー視線での動画なので、球筋や勢い変化がよくわかります。

ジョンソンは最初はゆっくりスイングしてますが、途中からは本気?で打ってるシーンもあります。

 

フェデラーナダルの試合を見慣れてると、彼らのプレーが基準となり、ランキング下位同士の試合がレベルが低く見えたりするものです。

ランキング50位くらいなら、多少手抜きしてくれれば自分でもなんとかなるのでは?

などと思ったかもしれませんが、違いは歴然ですね。

ボールの回転とキレ、変化、まったく違います。

 

ジョンソンのボールは、この動画でも凄い回転がかかり、かつスピードがあります、スライスは信じられない曲がり方をしていますね。

ランキング50位程度の選手でもこれだけ凄いのです。

 

時々ブログで、TVで放映された試合の感想を書いた記事を見かけます。

戦術や打ち方までに言及したモノがありますが、首を傾げる内容が多いですね。

 

元来、スポーツの解説は、そのスポーツを自身でやった事がない人間では語りにくいものです。

無論、その人がどの程度のレベルなのかもあります。

また、TV中継ではカメラアングルのせいでスピード感がだいぶ損なわれています。

実際に生で試合や練習を見ないとわからない事が沢山あるのです。

 

どこをどのように見たら、フェデラーがフラットボールを打ってるなどと言えるのか?

回転数の少ないトップスピンをフラット系などと一部で言ってますが、それもおかしな言葉で適切な言い方ではないですね。

フェデラーの練習も試合も見た事がありますが、全てのボールに唸りを上げるような回転がかかっていて、それでいてスピードがあります。

百歩譲って、打ち分けてるとしても、フラットを打つメリットなど現代テニスにはありません。

戦法云々にしても結果論でしか無く、是非は対峙した同士にしかわからないものなのです。

 

フェデラーの試合でのショットを、集めたものです。

ジョンソンのショットと比較してみてください。

フラット?と称してるものなど一球も打ってませんね、すべてトップスピンです。

 

 

デルポトロとガスケの練習風景です、凄い迫力で動画でもそれが伝わります。

プロのレベルとはこういうものです。

安易にアマチュアが語れるモノではないのです。