Head Graphene 360 Radical PWR
https://www.tennis-warehouse.com/Head_Graphene_360_Radical_PWR_Racquet/descpageRCHEAD-HG3RPW.html
ラケットに興味のある人はあれ?と思ったかもしれません、この画像のラケットは現時点では国内未発売です。
ラジカルPWRとしては3代目にあたります。
また、国内発売されているMP Liteが載っていません。
初代を肩を痛めてしまった為つなぎのラケットとして使っていました。
やむを得ずとはいえ練習のみならず試合にも使うとなると、慣れなければならないし、ストリングスも合うものを選びテンションも合わせます、むろんフォームも調整します。
再度替えると肩痛が再発するのでは?の恐怖感もあり、2年間使い続けてきました。
こうなるとおいそれとは替えられませんね。
この間に2代目のRadical Touch PWR が出ましたが、スペックはまったく変わっていませんし、全面的にグラフィンを採用した3代目が出るであろう事は予想されていました。
また、スピードのシリーズのPWRは、3代目のモデルはフレームのビーム厚が変更になっており、ラジカルPWRも変わるのでは?と考えていました。
モデルが変わる場合、新機能がついたりフレームが変更になったりする大規模なモデルチェンジと、カラーリングが変わる程度の変更があります。
自分が使っているラケットが大きくモデルチェンジしたら、興味が湧くのはユーザーとしては無理からぬ事ですね。
国内発売が無いとすれば試打も出来ません、あとは並行輸入を購入する方法もありますが…
ちなみにいつも参考にしているサイトWarehouseの欧州版サイトには Graphene 360 Radical PWRは載っていません。
https://www.tenniswarehouse-europe.com/catpage-HEADRAC-EN.html
以前にもありましたが、販売地域によりラインナップのモデルを変えているようです。
ラジカルPWRはかなり異質のモデルなので、国内の販売戦略としてPWRの代わりにMP Liteを選んだのでしょう、販売店側もラインナップの数を増やすのは、在庫の点からも負担になるので今はあまり歓迎されません。
もうひとつ今回のグラフィン360ラジカルPWRに興味がある理由は、振動対策です。
そもヘッド社が素材にグラフィンを採用した理由が振動の軽減です。
これは先鞭をつけたのがBabolat社の一連のラケットです。
最初の頃は、面のどこで打ってるかわからないとその打感から上級者には敬遠されてましたが、今は広く認知されてますね。
ラジカルはその対極にあるようなラケットで、ストレートに打感を感じます、それはPWRも変わりません。
面が大きく長尺なのに軽量なのは、シェルを薄くしていると思われます、充填剤の類もMPなどに比べて減らしてるのでしょう、振動については普通の形状のモデルより弱いと推測されます。
肩を痛めたせいもあり振動・衝撃には敏感になっています。
ラケットの主流の素材であるグラファイトとは違い、人体の筋肉や関節は、くり返しの振動・衝撃にはもろいし疲労も蓄積されます。
影響は少ないに越した事はないのです。
だからといって大幅に感触が変わるのは嫌なのです、手の感覚、特に手のひらの感覚は繊細で重さ.、振動などにとても敏感です、振動止の種類が変わっても違いはすぐわかります。
ラケットは手の延長と言っても良いのです、メーカーの広告塔でもあるトッププレーヤーにもカラーリングを変えながら古いモデルをずっと使い続けているプレーヤーがいます、マレー、ナダル…etc。
アマチュアでも中級以上であれば自分に合ったラケットが見えてきます、モデルチェンジの度に即買い替えたりはしません。
替える場合があるとしても情報を得、試打を重ねる必要があります、替えたとしても元のラケットに戻す事さえあります。
自分が納得するラケットにたどり着くのは容易な事ではありません。
今回のモデルチェンジに関しては国内発売を願うしかなさそうです。