今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

ラケットの選び方

上級者も初心者もとても悩みますねえ

上級者は当然ながらあまり変えません、今使ってるラケットに馴染んでるからです。

この「馴染む」感覚が大事なのです、馴染んでくるとラケットの調子さえわかるようになります。

ただ隣の芝生は良く見えるではないですが、同じくらいのレベルの人が使ってるモデルや、自分のラケットの後継モデルが出てくると気になるものです。

上級者と言えども、もっと自分にあった良いラケットがあるのではないか?の気持ちを抑えられないのです。

ただし、そのラケットの本質を掴むのは少し試打をしたり、他人から借りた程度の時間では無理。

それまでの経験で得た、スイングウェイト、ストリングとテンション、グリップサイズ等々

同じ条件にしてかつ長時間使用して比較しないとわからないものです。

僕もブランクを挟んで、購入したラケットは50本近くあります。

無駄なお金を使わない為に、ラケットの選び方を教授します。

現在のラケットの素材は大部分がカーボングラファイトで、長年使ってもほとんど劣化しません。

金属とは違い金属疲労も起こりえません、もちろんメーカーはそんな事は言いませんが(笑)

それから、ほぼ毎年新しいモデルが出ますが基本的な部分はあまり変わりません。

一時は素材もいろいろあったのですが、カーボングラファイトに落ち着いたようです。

グラファイトと表記される事があるので、グラスファイバーと混同されている方がいますが違うモノです。

ラケットの形(フレーム)はどのメーカーも似かよっていますね。

プリンスグラファイトがその原型になってるのではと思います。

40年前の発売です(笑)

初めて素材としてカーボングラファイトを100%採用、110(正確には107)インチのフェイス面を持っていました。

今、ボックスフレームが話題ですが、プリンスグラファイトは既に採用していました。

もちろん、当時の重いボールと遅いコートに対応していたので、現在のスピードテニスではさすがに色褪せた感があります。

昔は現在のように種類の選択肢があまり多くありませんでした、今はひとつのシリーズに5~6種類ありますね。

傾向は似ていますが、中には全く違うラケットが同じ名前の冠を付けていたり、重さが80gも違ってたりします。

フレームが同一かどうか?で判断する事ですね。

では、何を基準にするか?

何度か書いていますが、それは重さです。

正確にはスウイングウェイトですが、これをカタログに乗せてるのは一社だけですし、店頭でストリングスもグリップテープも無い素の状態で振ってみてもわかりません。

重さにしてもストリングスで約20g、グリップテープで5g程度が加わることを考えなくてはいけないのです。

フレームデザインによる空気抵抗等々をセールスポイントにしているメーカーもありますが、ほとんど関係ありません。

重量については、300gを基準にして上下30gに収まる範囲が大部分です。

よほど極端なラケット(重量が重い軽い、全長が長い、面の大小等)を選ばない限り、そんなに違いはありません。

間違っても初心者で選手専用(大抵シリーズのトップモデル)を買ってはいけません、気分はフェデラー、錦織もけっこうですが使いこなすのは非常に難しいのです。

あなたがもし初心者で既に何種類かのラケットを試した人か、中級以上で次は何にしようか迷ってるのなら

バボラ社のピュアドライブをすすめます。

いろんなショットの平均点が高く、欠点のないラケットです。

ピュアドライブを基準にすれば間違いありません、それほど優れたラケットです。

特に振動吸収に優れていて肘や肩に不安がある人には向いています。

重さの選択肢もあるし、シリーズの中の違いはあまりありません。

ただし2015年モデルで大きく変わりました、それ以前のモデルとはかなり違います、中古品を買う時や、譲ってもらうとしたらそれを頭に入れて下さい。

僕も再開してからのラケットは、エクストリームレフプロ以外は処分しましたが、ピュアドライブは残してあります。

僕が現在使っているヘッドエクストリームレフプロは、かなり異質のラケットなので、スタンダードなラケットの感触を常に確認できるようにしておきたいからです。

テニスがテーマのブログをたまにのぞくと、しょっちゅうラケットを変える人がいます。

その都度、今使用中のラケットが最高!と書いてあったりします(笑)

ウィークエンドプレーヤーなら最低半年は使わないと、手に馴染みません。

また、ストリングスとテンションも悩むところですが、同じラケットを二本揃えると、ストリングスとテンションを変えながら、交互に使って自分にフイットする組み合わせを見つけやすいのです。

ただこのストリングスとテンションの組み合わせにこだわりすぎると、せっかくラケットを決めた意味がなくなります。

このストリングスが合わないからこのラケットは駄目などは、本末転倒です、あくまでもラケットが第一ですね。

上達しないのはラケットのせいではなく自分のせいです。

まず使うラケットを固定しないといつまでたっても上達はしません。

せっかく固まりつつあるスイングも、途中でラケットを変えると、また最初からやり直す事になりかねません。

魔法のラケットなど存在しないのです。