今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

ナダルvsマレーに見るテニスのマナー

テニスを再開して3年、最近は試合をやる事も多くなりました。

マナーとルールは違いますが、ルール内であれば何をしても良い訳ではありませんね~

そこにマナーがあります。

テニスオフについては、再開して間もない頃に書いた記事がこちらです。

http://scrooge.at.webry.info/201312/article_1.html

無論、マナーについては人それぞれの考え方があります。

自分なりの観点ですが、スポーツ全般にも通じる事だと思います。

最近は、錦織人気もあり、ジュニアの大きな大会がTV中継されることがあります。

それを見てまず驚いたのが、ポイントが決まると大きな声を出したり、派手なガッツポーズを繰り出すジュニアが多い事です。

ジュニアの大会とはいえ、国際大会ですから海外の選手も多く参加していますが、そんな事をするのは圧倒的に日本人選手です。

中にはポイント毎にやる子がいる(笑)

とても見苦しいものです。

自分に気合を入れてるつもりなのでしょうが、テニスの試合は多くのポイントがミスによるものなので、ある意味、相手を侮辱してる事になります。

無論、エースを決めた時や、大事な局面でのポイントを取ったりした時にするのはかまわないでしょうが…

そのあたりの微妙な違いがわかってないのかも?

テニスオフや市民大会、あるいは県大会でもそういう人が見受けられますね。

試合後の握手の時に、帽子を取らない。

初対面での挨拶の時にサングラスをかけたまま。

コートチェンジの際に離れたベンチ(中コートの時など)に、毎回々水を飲みに行く。

トスをして勝ち、こちらがサーブを選び、当然眩しい方のサイドへ行こうとしたら・・・

そちらがコートを選んだので、こちらはサーブを選びます、そちらのコートはそのままですね(眩しい方)!

極端な例ですが、実際にあった事です(笑)

トップ選手ともなれば、一流アスリートとしての自覚も出てくるのか、あまり目に余るような行為は少なくなるようですが・・・

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先日のATPマドリードナダルとマレーの試合での事です。

この二人は、TOP4でもあり格的には同列でしょう、片方が何をしても許されるような事はないし、周囲もそう見ているはずです。

場面は、マレーがサイドに振られ、なんとかロブで返したのですが、中途半端なイージーボールになってナダルがスマッシュするところです。

マレーの右手を見て下さい、二枚目は拡大です。

ナダルがスマッシュを打つ正にその瞬間、マレーがラケットで地面を叩いたのです!

かなり大きな音でした。

ナダルは結局、スマッシュをミスするのですが、この音に気を取られたせいかどうかは定かではありません。

こういう場合、動きでフェイントをかけることはありますが、地面を叩いて音を出すのは見た事がありません。

例えれば、ゴルフのショットの直前にわざと音を出すのと同じ行為。

当然、非難されるべきものでしょう。

この行為については、解説者も何も言いませんでしたし、試合を見ないで記事を書く日本のメディアはいわずもおがなです。

海外のメディアの反応はどうだったのでしょうか?

僕にはアンフェアな行為に映りました。

ポイントも大事な局面であり、実はナダルは、この前にも同じようなイージースマッシュをミスしてます。

2回もミスをしたナダルは、かなり気落ちした様子に見えました。

こういう時、ナダルがマレーの行為を批判する事はありません、敗者は言い訳をしないものです。

マレーはこの後、ジョコビッチとの決勝に進み結果はジョコビッチが勝ったのですが・・・

ジョコビッチが、この試合でサービス動作が長いとしてウオーニングを取られたのは、自分が待ち動作に入らなかったせいだと、マレーが言った事が美談として流れました。

マレーは前の試合での事が頭にあったのかもしれませんね。