最初の画像は、インディアンウェルズの時、次のはモンテカルロオープンの時です。
ナダルは例年この時期、全仏用の新しいカラーリングのモデルを使用し始めます。
今までは、それまで使っていたモデルのカラーリングを変えたモデルでした。
2枚目の画像のモデルがそうなのでしょうか?
艶消しの黒に蛍光オレンジのラインが2本入ってて、それなりに迫力はありますねえ(笑)
ブレームの形状も、少し違ってるようにも見えます。
最初の画像は、練習中ではなく試合中です。
ラケットのバンパーが、傷だらけですねえ~
もう切り替えなので、スペアがなく仕方なく使ってるのでしょうか?
ご存じの方もいるでしょうが、ナダルは試合中あまりラケットを変えません。
他のプレーヤーは、新しいラケットはビニール袋に入れて持ち込むのですが、ナダルはあまりしませんね。
ストリングスも大抵のプレーヤーは、ハイブリッド(メインとクロスが違う種類のストリングス)にするのですが、同じストリングスを張り圧を変えて使ってますね。
2枚目の画像のラケットは、ジョコビッチの今シーズンモデルです。
この2本のラケットのカラーリングを見て、面白い事がわかりました。
一般的に、ラケットのカラーリングは左右対称なのです、ラケットには、表裏も左右もないから当たり前ですよね(笑)
ところがよく見ると、大抵はフレームの内側の文字が左右で違っていたりして、区別をつけやすくなってるのです。
無論、グリップエンドの、メーカーロゴの向きでもわかります。
これは何の為なのか?
単なるデザイン状の都合なのか?
もう一度画像を見て下さい。
この2つのラケットは、模様で遠目でも向きがはっきりわかります。
おかげで理由がわかりました。
彼らは、いつでも同じ側で打ってるのです!
そのための目印の代わりにしているのかも?
ラケットは円形ですが、フォアハンドもバックハンドもスイングする時は、片側が下になります。
サーブとボレーは、ラケットを立ててるように見えても、必ず下側があるのです。
スマッシュもしかり!
リターンの時など、ラケットをくるくる回してるのですが、いざリターンの瞬間は同じ面(側)で打ってるのです。
バックハンドの時は裏面ですが、下になる側はフォアバック共通にしているのです。
ではその理由は?
実は、ラケットは手作りの部分も多く、製造の精度が高くないのです。
個体差も大きく、同型で重さが違うのはざらにあります、スイングウェイトとなると、同じものはまずないでしょうね。
重量配分にバラつきがあるのです。
これはラケットの前後(ヘッド⇔グリップ)だけでなく、左右にもあるとみるべきなのです。
いつも同じ側で打つことで、スイングとボールコントロールの精度を高めてるのでしょうね。
グリップの手のなじみや、厳密に言えばストリングスも関係します。
他の選手はわかりませんが、この二人がそうなら推して知るべしでしょう。
トップの選手は凄いレベルにいるのですねえ~