今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

カメラアングル

来月は全仏オープンが開催されます。

錦織の活躍もあってTV中継の機会も増えましたね。

グランドスラムの中継ともなると、カメラの台数も増えていろんなアングルからの画像も見せてくれます。

一番多いのはこのアングルからでしょうね、二人同時に画面に入るしコート全体が見渡せます。

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これはかなり高い位置からのアングル、俗にクレーンショットと呼ばれるものです。

動画だとこんな感じになります。

さすがにトッププロの打球のスピードは違う!

と思いますか?

テニスをやられてれる方はわかりますが、実際のスピードはもっと速いのです。

高い位置から撮っているので、コート全体が歪んでいます(押しつぶされたような形)、ボールが飛ぶ距離が現実の距離より短いので、速度も遅く見えるのです。

二人の動きがわかるようにしているので無理からぬ事なのですが、テニスのスピード感がだいぶ損なわれてしまっています。

動画の最初の部分に別のカメラアングルの場面が一瞬ありますが、これが実際のスピードに近いですね。

これは、一昨年のウインブルドン3回戦の錦織とボレリのNHK中継ですが、8番コートの事もありクレーンカメラではないアングルでした。

試合内容もさることながら、この低めのアングルからの映像は迫力があり、動きの速さもよく出ています。

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さて、TV中継だけでなく、動画サイトを見る事も多いでしょうね。

練習風景を撮ったものは著作権の心配もないので多くUPされてるようです。

後方からのほとんど選手目線に近い動画もありますね。

これは錦織の練習風景です。

リラックスして打ってるのに、カメラアングルの違いから、ボールスピードはかなり速く感じられます。

バックスイングからフォワードスイングへ移るタイミング、トップの位置、ボールを捉えるタイミングなどが良くわかります。

次に同じ練習風景ですが、別アングルからの動画です。

後方からのアングルだけではわからない事が多くある事に気づきます。

スイング方向がかなり上方、ヒットポイントの位置、ラケット面の角度、etc…

大事なのはひとつの見方にとらわれず、いろいろな角度から見てそして考える事ですね。