頭の位置に注目して下さい、最初の画像はバックスイングからフオワードスイングの起点。 ほぼ真横からの画像ですが、両足はオープンスタンス。
ちなみに、オープンスタンスは必ずしもネットと平行に両足を置くのではありません。 最初のコマで真下を向いたラケット面が見えています、ラケットは打球方向に直角、グリップエンドが正面を向きます。
画像の下限でラケットは見えなくなりますが、これはわずかにラケットが下方向に下げられてるからで膝を曲げにいってるからではありません。
頭がまったくといっていいほど動いていないのでそれがわかりますね。 錦織に限らずプレー中、常に膝は曲げられていますし、ベルディヒやブシャールは、時にコートにつくのではないかと思えるくらいです。
打球と同時に上に伸び上がるように見えるのですが、打球の瞬間は、膝は曲げられたままなのです。
最初のコマで上昇してきたラケットが見えてきます。
2番目のコマはヒットポイントの直前です、ボールは見えてませんが腰より少し上のあたりですね。
上半身が上の3コマの一番最初の画像に比べると、45度位回転しています、腕だけではなくボディターンもしっかり使ってます。
スイング中のほぼ90度に曲げられた左肘と、指を伸ばした左の手のひらが目を引きますが、これは他の選手にも見られます。
瞬間的に力を凝縮すると同じポーズになるようです。 この連続した画像からうかがわれることは、まったくぶれないスイングの回転軸ですね。
錦織のスイングの特徴は、実は振り出しは早くないのです、一瞬待つような感じのタイミングからパーンと打っていきます。 ジョコビッチの糸を引くような、一定のスイングスピードのスイングとは違いますね。