ショートラリーって苦手ですねえ~
スクール開始の時やら、テニスオフの時も判で押したようにショートラリーから始めます。
もちろん延々とやったりはしないのですが・・・
両方がネットをはさんで向き合い、立ち位置はサービスラインの内側くらい。
この距離で互いに短いストロークを打ち合います。
これってなにかの練習になるの?
といつも思います。
プロの試合でもやってるのでは?
と思うかもしれませんが、ストロークはロング、いわゆるベースライン上からで、それか片方がボレーのボレストです。
つまりは、ゲームの中で想定されるショットではないのですよ。
百歩譲って、ドロップショットの練習かな(笑)
それこそ羽子板テニスには役立つかもしれません(爆)
こちらはフェデラーの練習風景です。
これはジョコビッチ
ちなみに、両方の動画ともほぼ実際の視点からの画像です。
実は試合のTV中継の映像は、両方の選手の動きが同じ画面でわかるように、高い位置から撮っています。
動きがわかるのは良いのですが、このアングルのせいで、距離感とボールのスピード感が損なわれています。
テニスを良くやられる人は、違和感を感じる筈です。
TV中継だけを見慣れてる人は、この二人の練習でのボールの速さに驚かれるでしょうね。
スイングはゆったりしていますが、ヒットの瞬間のスイングスピードはそうではありません。
これが、現代主流のトップスピン打法の特徴でもあります。
新しい打法ではヒットポイントは点で捕らえます。
ボールが飛んでくる軌道と、最大速度に達したラケットのスイング軌道は、その1点で交差するのです。
実戦ではないので、いわゆるキメのショットは打ちません。
とはいっても、ただ漫然と続ける為のラリーではないのですよ。
ストロークは深く打つのが基本です。
常にベースライン上付近に打つ事が出来るならば、どんな相手でも打ち負かせます。
だからストロークの練習は、それを目的に練習すべきなのですよ。
ゆるく短いボールを打つ必要はないし、ましてそんな練習はなんの意味も持たないのですよ。
最後にナダルの練習風景です。
練習なのだからなにもそんなにムキにならなくても、と思われそうですが・・・
彼のフォアハンドは特徴があり、他の選手とは一線を画します。
構え、フォワードスイング、スイング、フォロースルー、すべて一体化されたワンピースの動きが、あの強いトップスピンを打てる理由なのです。
逆に言えば、彼にとって緩んだスイングは、練習とはいえ打てないのでしょう。