今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

トップスピンとラケット

テニス再開にあたって、とりあえず以前から持ってたラケットをそのまま使おうと・・・

プリンスグラファイトの110と、同じくグラファイトⅡ110。

まさにオールドモデル?だけど未だに人気があったりします。

実は、ラケット自体はそんなに進歩するものではないのですよ。

プリンスグラファイトは、初めて素材にカーボングラファイトを使用したラケットで、現在はほとんどがそうです。

それでストリングスを張り替えついでに、重量を量ってもらったのですが

なんとグラファイトⅡで340gもあります!

もちろんストリングスとグリップテープ込みですが、これらが約20~25gとして、それでも現在のラケットに比べてかなり重いですねえ~

グラファイトなら360gぐらいじゃないでしょうか?

それともうひとつはグリップサイズ

僕は手が大きい方なのでグリップサイズはG4、それにグリップテープを捲いて使ってました。

今は国内ではG4は、設定すらない場合がほとんど。

さて、テニス再開にあたっては現代テニスを見習いながら、僕なりに主流の打ち方を取り入れようとしましたが、このラケット重量とグリップサイズがどうにも合わない。

グリップサイズと重量には諸説あります。

曰く、細すぎると強い打球に対してグリップが回るとか、ラケットが軽いと打ち負ける・・・

プロの使用するラケットはグリップが太く、重量も重い、おまけに特注のラケットを使ってる等々・・・

どうやら、これらは今や都市伝説と化してるようです(笑)

錦織の試合用ラケットで重さが340g、既存のモデルを使用してるそう。

グリップもG3くらいに見えます。

ナダルのグリップもかなり細いですねえ~

考えてみれば、個人の為にグラファイトの組成を変えたラケットを作ったとしたら、どれだけのコストがかかるやら。

ただ、同じモデルでも個体差はあるので、多くの中から自分に合ったラケットを選ぶ事は、してるでしょうね。

さて、トップスピンとラケット。

はたして、トップスピンが簡単に打てるラケットとは?

そんなものはありません(笑)

ただトップスピンをかけるだけに特化したモノとしたら?

それはいくつか考えられます。

まずとてつもなく硬くしならない素材のフレーム、それと摩擦係数の高いストリングス・・・etc

最近、新しいアプローチをしたラケットがウィルソン社から発売されました。

【ウィルソン・スポーティング・グッズ社(Wilson Sporting Goods Co.、www.wilson.com)は、次のマイルストーンは「スピン効果技術(Spin Effect Technology)」(商標)で、同社が特許申請中のこのラケット技術はスピンを劇的に増加させると発表した。これはプレーヤーがスイングを変えずにそのショットに毎分約200回転以上を付け加えられる初めてのラケット・システムである。】

早速購入しました~(笑)

画像

ちょうど新しいラケットを摸索してたところだし。

購入順序は、105S→99S→99LS(国内未発売)

僕は慎重派なので、極力無駄なモノは買いたくない方。

とは言ってもテニスラケットは実際に使用してみないとわからない、今回はグラウンドストロークをポイントに考えてました。

最初はプリンスグラファイトの後継が良かろうと考えましたが・・・

どうも初代を意識し過ぎてるし、ならばとバボラ社のナダルモデルを試打してみました。

硬いですねえ~

ナダルがブン回すのには適してるかもしれませんが(笑)

ただ同じ名前を冠した同型モデルは感触が違いました、どうやらナダルモデルは特別のようです。

バボラ社の販売戦略なのかも・・・

最近は、テニスオフにも時々参加して、他人のプレイを見る機会も増えました。

さすがに羽子板テニスはいませんが、なんちゃってトップスピン?がほとんどですね(笑)

大半がフラットになってしまってます。

実はなにも意識しないでストロークをすると、自然にフラット系になってしまいます。

例えば、飛んでくるボールを手で捕らえようとすると、人は放物線を予測して、その方向に無意識に手を動かします。

ほぼ平行になるはずなのですよ、それがまさにフラット打法です。

誰も上から手を降ろしたり、下から振り上げたりはしませんねえ。

トップスピンは意識して打つ打法なのですよ!

それゆえ難しいのです。

僕も当初は球の落ち際をトップスピンで打ってましたが、現代テニスは、そんな悠長なものではなくなり、前々で打つ事を要求されます。

必然とライジング気味に叩く事になります。

ライジングのトップスピンはとても難しいのですよ~

まあライジングでの返球は、相手が構えるまもなく打ち返す事もメリットなので、フラットが有利な点もあります。

しかし、あれこれ研究するに未だにトップスピン主流です、しかも、より進化した打ち方になってきてます。

再度、トップスピンに挑戦!

いわばニュートップスピン打法の取り入れです。

さてWilson SteamSシリーズ。

新しいアプローチはストリングスの本数です、縦16×横15で、横の本数がずいぶんと少なくなってます。

理論の詳細は省きますが、僕はこういう新機軸が好きなのですよ(笑)

着想も面白く試してみたい気になりましたね。

最初の105Sについては、プリンスグラファイト110からの移行なので、あまり違和感のないサイズで選びました。

重量は、今迄軽いと思ってたグラファイトⅡよりさらに30g!も軽く、振り回しやすい。

ちなみにラケットの重さは、相対的に感じるものです、軽いモノに慣れてしまうとそれがスタンダードになってしまい、より重いモノに変えるのは難しくなってしまいます。

そしてトップスピンも確かにかかりやすい。

ただしこれは、トップスピンを意識して打っての事です、普通のフラット系の打ち方でトップスピンがかかると言う事ではないです。

フレーム自体も硬過ぎず、ちょうど良い。

ただ再開前のメインラケットだった、プリンスグラファイトⅡに比べるとやや飛びすぎるきらいがあります。

こうなると99Sも試したくなる(笑)

99Sも傾向は似ています、ただし重量が15g重い。

105Sよりフレームはやや硬め、飛距離は抑えめでコントロールはつけやすい。

実はグラファイトにたどりつく前にも多くのラケットを試しています、何よりも大事なのは最初の感覚です、自分にフィットするかいなか、要するにインスピレーションですね。

このシリーズにはそれがありました。

現在は、105Sはダブルス、99Sはスクールとシングルスに使い分けています。

ラケットのバランスもほとんど同じなので、持ち替えても違和感はほとんどなし。

同じラケットを何本も抱えてるムキもありますが、プロならともかく、ウィークエンドプレーヤなのだから、その日の調子やゲームによって替えるのも、戦略のひとつでもあり、面白味でもあります。

ストリングスの種類と、張りも微妙に変えてます。

さてさて99LSは?

これは購入したばかりなのですが、両方の良い点を持ち、かつ105Sより軽い!

もしかするとニュートップスピン打法に最も適してるかもしれませんねえ。