BRIKO イタリア製のスポーツサングラス、modelはSPRINTER 4.J
※Jは日本専用モデル
10年程前に購入したもの、現在は同じモデル名は存在するものの違うデザインとなり、付いてるレンズも違う。
元々テニス専用に購入したものではなく、アウトドアスポーツ全般に使ってました。
プロの選手が試合で使う姿をあまり見ないせいか、テニスではサングラスは一般的ではありませんね。
さすがに真夏になると見かけるようになるけど、日焼け防止にもなる為か圧倒的に女子が多いですね。
プロ選手が使わない理由としては、激しい動きに邪魔になる、裸眼のほうが良く見える、プロなので顔を見せたいなどが理由でしょう。
近眼の人はコンタクトを入れたりレーシック手術を受けたりしますね。
地球温暖化のせいか、気温だけでなく有害光線(紫外線など)も以前より増えてます、プロならしかたがない面もあるけど、ウィークエンドプレーヤが裸眼でコートに立つのは無防備この上ない。
※杉山愛さんは引退後、目の故障に悩まされたそうですある意味職業病ですね。
僕は真夏に限らずコート上では必ず使います、有害光線から目を守る為と、思いもよらない事故防止の為です。
ゲーム中は集中してるけど半面づつの申し合わせ練習で、片面で無茶振りをしたり、流せば良いのに無理に拾い、あらぬ方向に打ったりする輩がいます。
そんなボールが顔面を直撃した事は一度や二度ではないし、ダブルスで優先度を知らない相手のラケットが顔面を強打した事もあります、サングラスをしていなければただでは済まなかったでしょう。
サングラスをするのは良いけど、皆一様に濃いレンズで、曇りの日でも同じモノを使ってる人が多いですね。
レンズの種類は多く機能も様々、安価なモノだと歪んで見えたりします、色が濃い程有害光線を防ぐというものでもありません。
曇ってるのに真っ暗なサングラスでプレーするのは、ボールが良く見えるはずがなくかえって逆効果です。
サングラスは考えてみるとなかなか難しいアイテム。
日本人は欧米人と違いメラニン色素の関係か日差しに対して無頓着だし、サングラスに対して未だに嫌悪感を持ってる人もいる。
第一、日本人特有のでかくてのっぺりした顔にはあまり似合わない。
海外の製品には、日本人にはサイズが合わないものも売られたりしています。
長年RAY-BANのウェイファーラーやシューターを愛用してきて、レンズもブラウン系や偏光も持ってます。
ただフレームのサイズが合うのがなかなかない、メタルフレームは汗で腐食するし、ガラスレンズは重くてスポーツには向きませんね。
このモデルは最初に陸上アスリート達が使い始めてはやりだして、多くの新興メーカーから同型のものが発売された中でフィット感優先で選んだけど、当時ブランドとしてあまり知られてませんでした。
※現在はスキーのアイテム等で広く知られてます。
とても軽く激しく動いてもずれたり緩んだりしない、それでいてレンズの下端が顔に触れたり、長時間付けてもノーズパッドの跡が鼻についたりしない。
レンズ部は、ゴーグルのレンズのように繋がっていてサイドに回り込んだデザインだから、風や光線が入ってこない。
RAY-BAN(レンズがガラスのモノ※現在はイタリアの会社に買収されプラスチックレンズが主体)も優れていて、ゆがみもなく紫外線に対して有効なんだけど、このレンズには敵わない。
太陽光線には7色の波長がある事は御存知でしょう、紫外線は青色の波長より短くて目に見えない、ただ単に濃い色のレンズなら防げるといったものではない。
紫外線はもちろん目には有害だけれどそれ以外に、実は遠くのモノを見ようとすると、人間の目では青っぽく見えて輪郭がぼやけてしまう、これは紫外線よりやや波長が長い青色光線によるもの。
このモデルのレンズはThrama社のHC ACTIVE PLUSが付いてる。
紫外線はもちろんだけど、この青色光線にも有効で輪郭がぼやけない。
着用して車の運転をすると初めはあまりにくっきり見えすぎる為、距離感が合わなくなるくらい。
慣れるとこれほど重宝するドライビンググラスもない、雨や曇りの時は効果絶大。
視界がはっきりするのはどんなスポーツにも有効だけど、特にテニス、それに意外だけどゴルフ、グリーンの遠近感やアンジュレーションが良くわかります。
長年使ってるけどレンズもタフでキズが付いたりしないし、フレームの色褪せやガタつきもない。
一番弱いと思われるのが、ノーズパッドの部分だけどこれも全然大丈夫。
まさにアイウエアと呼べる逸品です。