今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

ラケットの話

テニスをするにあたってラケットはなくてはならない。

言わば商売道具、ゴルファーならクラブ、野球選手ならバット

スポーツに限らずプロと言われる人達は道具にこだわります。

一生同じモノを使い続ける人もいます。

安易に変えるものではないし、変えたくない。

 周りの上級者と言われる人達も同様ですね。

たまに新しいモデルを手にしていると、冷やかされたりします(笑)

むろん、すぐ試合には使えないし、お試しで終わる場合が殆どです。 

僕も使っているラケットの新しいモデルが出た時は、チェックはしますが、まず変える気にはなりませんね。

なぜなのか?

どんなものでも、それまでに使っていたモノを変える事には、違和感があるものです。

短い時間では難しいし、ストリングの種類、テンションの不確定要素もあります。

テニスにのぞむ姿勢は人それぞれでしょう。

レクレーショナルなお遊びダブルス、運動不足解消の為のお気楽スクールテニス等々

しかし、テニスの醍醐味は、試合にあると考えます。

独特のカウント、単にポイントの積み上げではない、デユース、タイブレイク・・・

交互でのサーブ、流れが常に行き来する・・・

蓋然性は少なく、一発勝負は無い・・・

ネットをはさんで知力体力の限りを尽す

ひりひりしとした緊張感の中で・・・

上級者程、試合(勝負)にこだわるものです。

また、そうでなければその域まで行けない。

最大の武器たるラケットを変えるのには、慎重にならざるを得ません。

生計を立ててる プロなら尚更でしょう。

スポンサードの変更で、やむを得ず変える事があっても、前のモデルを黒塗りにして使ったり、すぐ戻したり。

コナーズは現役の終盤、自分のモデルが製造中止になるのを知ると、大量にストックしたそうです。

マレーはジュニア時代から変えてないし、ナダルもずっと同じモデルを使っています。

カラーリングだけは最新モデルのペイントにしていますが。

この動画では、サンプラスがラケットについて語っています。

彼はラケットについて、そうとう強い拘りを持っていて、使用ラケットを作る工場も限定していました。

また、専任のストリンガーを雇ってツアーに同行させたのも彼が初めてでしょう。

ラケットを変えるとしたら、その目的を明確にしなければいけません。

パワーなのかコントロールなのか、あるいは特定のショットなのか、はたまたスピンなのか?

ショットのスピードは増したが、コントロールがしにくいなどでは変えた意味がありません。

マチュアレベルでは、コントロールを主体に考えたほうが良いと考えます。

 

プリンスグラファイトOS、ルキシロン社のポリエステルストリングスの登場以降、エポックメイキングなテニスギアの進歩はありません、最近はメーカー個々の特色も薄れ、どれも似たりよったりのラケットばかりですね。

ラケットを頻繁に変えて、あれこれインプレッションなど書かれてるのを見かけます。

毎回このラケットにして良かったと書いてあるようですが、余程適応能力が高いのでしょう(笑)

今のラケットにして5年目に入りました。

初代ヘッドラジカルPWRです。

記事でも何回か書いてるので、興味のある人はそちらを。

個性が強いラケットで万人向けではないし、決しておすすめはしません。

現状3代目のモデルで、おそらくPWRは廃盤になるだろうと、やむを得ずストックしましたが、ストリングも張らずにいたら、次のモデル(※PWRについては未定)が出ました(笑)

今回は、詳細を知らせずにテスターに試用させる手法を取ったようです。

この手の宣伝では、メーカーのウリのポイントに応じてコメントするのが常だったけど、事前の情報が無いと抽象的な評価に終始するようです(笑)

具体的に評価するには、余程使い込んでないと出来ないし、ストリングスとセットで比較しないとわかりません。

所詮、他人の感覚などあてにはなりませんし、人それぞれ感じ方も違います。

ただテニスに「弘法は筆を選ばず」は当てはまりませんね。

※HEAD JAPAN に新ラジカルのラインナップが出てますが、PWRは載っていません。

廃番になったようです。

このラケットの眼目は、ストリングの本数を変える仕組みによりスピンを増やす効果を狙ったものです。

最初に取り入れたのがWilsonでしたが、一部のシリーズに残っています。

 

その後に詳細が知らされてからの評価コメント

よく喋ります(笑)