今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

サーブ その深い沼

数年に1回陥ります

今回は、スピードアップとフォームの簡素化について試行錯誤しています。

以前の記事

これまで、サーブの最速は約250kmと言われてました。

※フラットサーブ

ただ、これは以前の測定方法で初速を測ったようで、今はネット上の通過速度を測るのが主流。

中継を見ると、ネットにかけると速度は表示されませんが、ネット上を通過するとフォルトでも速度が表示されます。

メドベージェフ、キリオスなどが220km前後で最速クラス。

尚、ストロークの最速は150km前後(おそらく初速)と言われます。

ここで疑問が生じます、なぜサーブの速度と70km近くもの速度差があるのでしょうか?

プロなので、どちらも限界まで腕を振っている筈です。

この事に、サーブのスピードアップのヒントがあるのではと考えます。

 

サーブとストロークの違いは、まずスイングが縦振りと横振り、ボールの状態がほぼ止まっているのと、動いてるボールを打つ点などがあります。

ラケットを上から下に振るのと横振りでは、ラケット重量の加わり方に違いがあるのは、ハンマーで釘を打つのをイメージすれば容易に実感出来ます。

止まってるボールと、動いてるボールを打つ場合の違いについては

手出しで打つボールとラリーで打つのとを比べると、前者のほうが早いボールを打てます。

ただ、さほどの違いは感じられないので、大きな速度差の理由にはなりません。

では身体の使い方の差でしょうか?

サーブのフォームは、ダイナミックで膝を深く曲げ、ボディターンを使い腕も大きくスイングしてるように見えます、これが速度差に関係してるのでしょうか?

 

イズナーのサーブ

比較して下さい。

サーブは、ラケットダウンの位置から腕の振りが加速するので、そこに至る過程はスイングスピードと関係ありません。

下から持ち上げてくる動作を省略しても、サーブ自体の速さに影響はないのです。

どちらも膝の屈伸とボデイターンは使っています、これがスピードにどれだけ寄与してるかはわかりません。

次にスピンです。

一般的にファーストはフラットサーブ、セカンドはスピン系にします。

これは単純にダブルフォルトの確率を減らす為です、速度差は通常-30km前後あるようです。

上級者であれば、ゆるく打てば入る確率が高くなるものではないのは理解してるでしょう、また遅いと容易にリターンされる危険も増します。

注目すべきは、フラットサーブとスピンサーブとでスイングスピードに差があるように見えない事です。

では速度差はどこから来るのか?

スピンはスナップバックでかかります、サーブもストロークでも同じ、言わば物理的現象です。

スイングスピードとボールの速度は比例します、ストロークでも同じです。

前述のストロークでの最速150kmは、当然ながらトップスピンがかかったボールスピードです、フラットなら100kmでもコート内に入れるのは無理でしょう。

コート内に入れる前提がなければ、もっとスピードが上がる筈です。

他方、フラットサーブはほとんどスピンがかかっていません。

※イズナーなど高い打点で打てる選手のフラットサーブ

この図はサーブ時の球種による打点の違いです、TWISTがトップスピンと理解して良いと思います。

この図からわかる事は、スピン系は打点が中心からずれてる事です、言い換えれば芯を外してる。

これが飛ばない(スピードが出ない)理由です。

 

さて、サーブは1番重要なショットであると同時に1番難しくもあります。

膝を曲げ左手でトスを上げ、ラケットダウンさせ右手を振り上げていきます、身体は正面に向けてターンして行きます・・・

これらがすべてシンクロしながら動きます。

自分がサーブを覚え始めた頃を思い出してください。

とても1度に出来るものではありません、また段階的に辛抱強くかつ論理的に教えてくれるスクールやコーチは、ほぼ皆無。

また、サーブはフォームを見直す事が大事なので、自分で練習するにしても、映像がないとなかなか欠点が分かりにくいのです。

とりあえず入れる事を優先する結果、自己流の中途半端なサーブになり、それを後から直すのは非常に困難を伴います。

中上級者でも、妙なフォームで威力の無いサーブを打ってる人がけっこういる理由です。

しかし、皆が必ずしもプロのようなフォームを目指す必要はないでしょう。

膝を深く曲げたり身体を反り返したりは、筋力もいるしわずかにタイミングが狂っただけでフォルトします。

また、どれだけサーブの威力に貢献してるのか疑問もあります。

身体の負担を減らし、かつあまり威力を損なわないようにフォームの簡素化と、スピードとが折り合うところを模索しています。

 

まずボディターンの簡素化

殆どの人が、左足先をベースラインにそわせます

アドコートからならまだマシですが、ジュースコートから打つ時も同様にしてる人が多い。

プロがそうしてるからと、何も考えずマネをしてるようです、プロ並みの筋力が無いとこの打ち方は無理なのです、筋力が足りずトスの途中で正面を向いてしまう人が大半です。

アドコートからなら、ベースラインに対して45度程度打球方向に左足先を向け、デュースコートからは60度程度にしています、右足の位置は足先の方向のライン上に踵をおいて、45度開く位置に、これならば適度なボディターンも使えます。

右手はトスと同時にトロフィーポーズの位置に置きます、下から持ってくるタイプでも一旦ここで止まる人が大多数なのです。

かつてアガシは、背中にラケット付けてトスを上げてた時期がありました。

 

グリップとプロネーション

まずグリップですが、イースタンかコンチネンタルでと言われます。

フォアハンドでは様々なグリップの人がいますが、なぜサーブのグリップは薄いグリップなのか?

それはプロネーションが前提だからです、サーブにおけるグリップとプローネーションは表裏一体なのです。

フォアハンドでもプロネーションは使いますが、サーブとはタイミングが異なります。

※詳しくは以前の記事を参照

これもサーブを難しく複雑にしてる要因です。

初心者に横を向いて、コンチネンタルにしてなどと教えても、まともなサーブは打てませんね。

実はプロネーションを使わないでサーブをしてる人はたくさん見かけます。

ママさん達のアンダースピン(スライスではない)サーブが良い例です、あれはボールの下側を叩くので薄いグリップでは打てません、最初から厚い握りのままで打ちます。

ならばフラットサーブも打てると考えるのは道理です。

ただし、無回転に近いフラットサーブになるので、打点の高さがかなり必要になります。

また、厚いグリップだと薄いグリップよりラケットの打点を高くする事が出来ます。

それぞれのグリップで握り、腕を真っ直ぐ伸ばしてみるとわかります、これは手首の関節の構造上です。

ではスピン系はどうでしょうか?

前述の図を見ると、スライスサーブの打点だけがボールの中心より右側です。

スライスサーブの分解写真を見ると、ボールとラケットには角度が付いて当たっています。

プロネーションの途中で打っていると言えます。

ならば、最初から角度を付けたグリップで、プロネーションを使わずに打っても同じです。

実はサーブにおけるプロネーションはとても厄介なのです、言わばサーブ沼の中のさらに沼。

同じ位置にトスを上げて打ってもサーブの方向が定まらないのは、プロネーションのタイミングが合っていないからです。

またプロネーションをする事が、スピードアップにどれだけの効果があるのかわかりませんね、ならば使わないほうが良いのではないか?

プロネーションに関して、無意識で腕を振ると自然に内転(回外から回内へ)するとの意見があります。

はたしてそうでしょうか?

トロフィーポーズから検証すると、厚い握りより薄い握りのほうが、ラケットダウンに至る腕の動きがスムーズに出来ます。

これは手首と肘の関節の構造上そうなるようです。

では、その動きを省略してあらかじめラケットダウンの位置に置くのはどうでしょうか?

検証しましたが、明らかにスイングスピードが遅くなります。

ラケットを、トロフィーポーズの位置からラケットダウンして振り上げていく動きは、連続する必要があります。

以上を踏まえた上での結論は、やはり安定化とスピードの折り合いをどこにするかと言う事になります。

備忘録 「ベンガルキャットの続き」

ここにブログを引っ越してほぼ10年、当初は他の場所にも同じ記事を書いてきましたがいつの間にかこちらだけに。

ここはテニスに限定してたけど、 前のところではいろいろ書いてました。

そこは来年で終了になるので、そういう記事もこちらに載せる事にしました。

2008年からなのでいささか古いですが

 

さてさてやっと我が家に来る事になったが、そんな簡単にはいかない訳で、当然様々な手続き、税関通過と動物検疫があるのである、動物の個人輸入は大変なのはその時知った。

成田についてもすぐ受け取れないし、検疫で2週間は足止めされる、当然費用もかかるし都合何度も成田に足を運ばなければいけない。
その間に死んでしまう事ももちろんあるので、心配ものである。
海外に住んでてペットを持ち帰る場合も同じなのであしからず。
面倒なむきは業者に頼むのが無難だろうけどね…

この種類は創出されてまだ日が浅く、血統が固定化されていないのだろう。
毛の色や模様も何種類かあるがそれも歴史の浅さゆえんでしょう。
元々は東南アジア原産の「ベンガル」これは山猫の一種と黒猫!(種類不明)との掛け合わせで生まれたそうである。

性格的には活発で甘えたがり、また身体能力に優れてジャンプ力には驚かされる。
目は昼間はエメラルドグリーン、夜はブラウンゴールドに変る。
なにより一番の特徴は、豹柄でブラウンスポット(斑点)とロゼット(斑点ではなく濃淡のついた銭紋状のもので少ない)また毛皮は非常に柔らかく絹のような手触り、毛先は陽の光でキラキラとゴールドに輝く。

飼う時は、単独か同じ種類同士がいいかもしれない、他の猫とは相容れないようなところがあるようだ。
スーは6ヶ月で去勢したせいもあるが、およそ猫らしくなくてとても甘えたがり、常に飼い主のそばにいたがるが、かまい過ぎるとプイと離れてしまう(笑)

出来れば大き目のケージ飼いが理想かも、さもなければ家具やカーテンの保証はしません、
野生の血が爆発した時はすさまじい。

 

2009年1月記

シフィオンテクのフォアハンド

シフィオンテク

ランキング1位 2022全仏、全米優勝

21才 176cm 

 

 

 

とても個性的です。

スムーズとは言えません、むしろ窮屈なスイング。

グリップはエクストリームウェスタン、肘を深く曲げたダブルベント、身体に近いスイングです。

テイクバックは普通の横に引くタイプ、形通り左手をスロートに添えますがすぐ離してしまう、ボールの目切りも早い、ツッコミ所が沢山あるフォアハンド(笑)

おそらくジュニアの時から変えてないのでしょう。

一概にウエスタンと言っても、ただ厚めに握る程度で、イースタンとあまり区别が付かない人もいます、厚め薄めなども個人の感覚でかなり違います。

ただ彼女の握りは逆イースタンと言えるぐらい極端です。

通常のイースタンで握り、ラケットはそのままで反対側を握るようにしてみてください、これでスイングしようとすると、自然と肘が深く曲がり肘が身体の近くを通ります。

スイングプレーンは使い分けますが、ストロークエースを取るようなときは平行スイング、ヒットポイントでラケット面がかなりスラントします。

スナップバックをより活用したスピンです。

ダブルベントはストレートアームと比べると、ボールとの距離感を掴むのが難しいのです、肘の角度でラケットの届く距離が変わってしまうからです。

常に同じ角度にすれば良いのですが実はこれが難しい、彼女のように深く曲げ身体に近い位置に肘を保てば狂う確率も減ります。

これが彼女のスイングスタイルの理由です、はじめにグリップありきなのです。

フォアハンドの全仏でのデータでは、男子顔負けのボールスピード、ナダル並みのトップスピン量だそう。

全豪でもエンドゾーンからストロークエースを何度も取ってました、注意深く見るとボールが一旦やや上に上がりそこから直線的に伸びます、スピードがありかつスピン量があると軌道がそうなります、かなり上に上がるナダルの軌道とは違います。

ボディターンは肩から入ります、身体が先に回り腕が後からついてきます、スイングの基本はそうなのですが、特に彼女は最初の身体のターンの起動を肩からすることを意識してます。

これはバックハンドのスイングにも見られます。

野球のバットスイングをイメージするとわかりやすいかも

スイングの始動が左肩から始まり、順にたたんだ腕、バットを持つ手が動き出します。

この場合も腕とバットを持つ手は、身体に近いほうがスイング速度が増します。

よく言われるでんでん太鼓理論です。

次はスタンス

クローズドスタンスです、カメラの角度によってそう見えてるのではありません。

日本のジュニアに広く指導されてる、諸悪の根源のステップインでもありません(笑)

クローズドに近いセミオープンの選手は多いけど、彼女は昔ながら?のスタイルです。

体重移動はあまり行わず時に右足を軸足にします、新しいクローズドスタンスと言えます。

下の画像にあるようにオープンでも打っていますが、使い分けてる理由は定かではありません。

しいて言えば、身体に近いスイングなのでクローズドのほうがボールを捉え安いのかも。

ボディターンを大きくする事を意識してるので、テイクバックを深くとりやすいのも理由のひとつでしょう。

オープンでもかなり深いですね。

豪快で威力のあるフォアハンドを持ってますが

現状ではバックハンドは平均的、サーブに至ってはそれ以下に見えます。

まだこれからでしょう。

備忘録 「SALOMON SX91 EQUIPE」

仏SALOMON社のスキーブーツ、84/85年に発売されました。

いわゆるリアエントリー式で、革新的な機能とすっきりしたデザイン、エキップ専用の鮮烈な赤がゲレンデに映えました。
最近、ある雑誌のスキー特集号で取りあげられてて嬉しくなりました。

現在もリアエントリーのスキーブーツは販売されてますが、初心者用の一部だけ。
SX91 EQUIPEのように競技・上級者用はありません。

もちろん僕のブーツは現役で愛用してます。
先日、スキーに行く機会があり、スポーツショップで板をレンタル(昨今の板は、まだ試行錯誤の段階でとても買う気になりません・・・)したのですが、ショップの人達が集まって来て、僕のブーツを見てましたね(笑)

購入当時の頃は、会社が終ってから関越を飛ばして苗場まで行き、夜は宴会、朝は早朝から夜はナイターが始まる直前まで滑ってたりしてましたね。
まだ、スキーブームが始まるちょっと前で、平日は空いてました。

私をスキーに連れてって!」はご存知でしょう、87年の封切りです。
この頃には平日でも苗場はリフト待ちの列が出来たり、ゲレンデが初心者であふれて気持ち良く滑れる状態ではなくなってしまい、だんだんと熱が覚めていきました。

リアエントリーのスキーブーツはSALOMON社が最初に出したのではなく、米ハンソン社のものがありました。
ファッション性にポイントを置いたブーツで、格好は良いのですが機能性は今ひとつでした。
シェルも柔らかめで、インナーブーツは発泡ウレタンで2シーズンも使えば壊れてしまうシロモノでした(笑)

リアエントリー式の利点のひとつは、何より足入れのし易さです。
日本人の足には欧米製のブーツの型は基本的に合いにくいと思ってます、一般的に日本人は甲高でその点がブーツに合わないのですよ。

無理して履いても痛いだけで、おまけに重い、歩きにくいのですから。
その事が一般の人をスキーから遠ざける原因にもなってました

今は国産ブーツでも良いものが出てますが、欧米製ブーツと両方並べて見ればデザイン(足形)の違いは明らかですし、履いてみればもっと良くわかります。
ただ、履きやすいからと言う事で選ぶ訳にもいかないのが難しいところです。

もともと上級者用のブーツはシェルが硬く、ハイバックで前傾もきつい、バックルでビシビシ締め付けるから快適さとは程遠い。
上級者向けとはそういうものだと思われてました。

どうしても足に合わないと、シェルに熱加工して膨らませたり、インナーブーツを削ったりして足形に合わせたり・・・

しかしこのブーツは、履きやすく機能性に優れてて、かつ各種調整が細かく、しかも簡単に出来るのです。



前傾ポジションの調整、カント(内外側の傾き)調整、内蔵されてるワイヤーによる様々な微調整、etc
まさに革新的なスキーブーツでした。

完璧に調整されたガチガチのレーシングブーツと、バックル1本を緩めると簡単に歩行出来るスムーズさの両方を兼ね備えた、類い希なスキーブーツです。

その後、この方式がメインストリームにならなかったのは、おそらく、コストがかかり過ぎるのと複雑な製造工程が
あったのでは?。

自動車にモノコックボディという車体の製造方法があります、一体成形で軽く強度に優れF1やスーパーカーに採用されてます、当然ながら高度で高価な技術です。
SX91EQIPEも同様に一体成形で作られており、バックル式のように合わせ構造ではありません。

この事で脚の動きを瞬時にかつスムーズにブーツに伝え、スキー操作を容易にし、雪面の感触をダイレクトに感じる事が出来るようになっています。

私のブーツはほぼ30年近く経過してますが、いささかも緩むところがありません、インナーブーツの状態もほぼそのままです。
わずかにヒール底のカバーが破損した程度ですが、これは靴修理の店で簡単に直してもらえました。

各パーツ部分の材料も充分に吟味されてるのでしょう。

これを作った技術者と、生産に携わった人達に賛辞と感謝。

 

※10年前に別ブログにあげた記事の転載です。

追記

検索して驚きました。

あるブログが最初に出て来ましたが

まったく私の書いた物と同じ内容でした。

言い回しや語句も同じなので参考にしたと言うレベルではありません。

まさに盗作です。

私が10年前に書いたブログは現在はクローズになってます、オープンしてた時は検索すると私の記事が最初に挙がってました。

盗作した人は、それを知って書いたのでしょう。

私のほうが盗作したと思われるのが癪なのであえて書きました。

 

私の投稿時のデータ詳細

http://userdisk,werby.biglobe.ne.jp (現在はクローズ)

AUTHOR: scrooge
TITLE: My favorite things. SALOMON SX91 EQUIPE
BASENAME: /201302/article_2.html
STATUS: Publish
ALLOW COMMENTS: 0
CONVERT BREAKS: 1
ALLOW PINGS: 1
PRIMARY CATEGORY:
CATEGORY: 
DATE: 02/18/2013 13:46:00
TAGS: スキー,好きなモノ

 

私の記事を盗作したブログ

https://ichiro3da.blog.fc2.com/blog-entry-3118.html

https://ameblo.jp/ichiro3da/entry-12542063197.html

すみやかに削除してください。

 

 

ラケット考察

先日TVに、テニスを始めたのが30歳、40代で国体に、60代後半に全日本年代別ダブルスで優勝、現在は80歳で週に数回はテニスをされてる方が出ていました。

紹介のビデオにテニスをしてる姿と、ラケットがアップになる場面があった。

こういう人は、古いウッドラケットにシープガットを張ってたり、型落ちのプレステージを使ってたりするものだけど使っていたのは・・・

 

いわゆる軽量面大長物厚ラケ。

おそらくずっとこのタイプを使ってたのではなく、自分の技量、スタイル、年齢を経るにつれ体力の衰えetcを考慮しながら変遷を重ねてきたのでしょう。

 

このタイプは、初心者、女性、高齢者向きとあるのが常です。

なぜでしょうか?

操作が簡単で楽に使えるなら誰しも欲しがるラケットでは?

実はプロでもキャリアの終盤に、程度の違いはありますが、このタイプのラケットに変える事があります。

アガシもあのフェデラーも。

面をわずかに大きくし、フレームも少し厚くするようですが、頑なに変えないまま現役を終える人もいます、サンプラスはいろいろ試しましたが結局、変えようとしませんでした。

ラケットを変える事を考え始めるのは、感覚とショットとがずれたり、体力、感覚など年齢により衰えた分をカバーしたいからです。

 

現代のラケットの原型は、プリンスグラファイトOSです。

カーボングラファイト100%、ワイド面、ボックスフレームの採用など画期的なラケットでした。

これ以降のすべてのラケットに影響を与えています。

毎シーズン、メーカーは多くのラケットを新型として出しますが、カラーリングを変えたり、新素材?採用などと謳いますが、それ以前のものと大きな違いはありません。

新モデルが出る毎に買い替える意味はありません。

 

ただ時々思い切ったアプローチを取り入れたラケットが出る時があります。

フレームを分割したり、グロメットの形状を変えたり、etc

大抵長続きせず消えていきます、支持されなかったと言う事でしょう。

ラケットに関しては、面の大きさ、長さにルール上の規制があります、だからといってプロが許容ぎりぎりのものを使ってはいません、面の大きさ、ラケットの長さにはプロなりの上限があるのでしょう。

フレームの素材に規制はありません、カーボングラファイトは強く軽く丈夫で劣化しない、フレームとしては理想的で恐らくコスト的にもこれに変わるものは無いですね。

ただ振動は身体に悪影響があるので、各社振動軽減をセールスポイントにしてるのが最近の傾向です。

 

残るところはストリングスです、現在はポリが主流。

実はストリングスに関しては厳格なルールがあります、それは一本々交互に交差させなければならない、ストリングスに異物を付加させてはならない

というものです。

※ストリングスの下限以下に振動止め等を付加するのは可

これは過度なスピン防止対策です、材質、形状、本数の規制はありません。

言い換えればスピンはゲームにおいて有利なのです。

現代テニスはスピン無くしては語れません

フレームがスピンに及ぼす効果も多少はあるかもしれませんが、スピンを発生させるのはストリングスです。

ルール上ストリング本数に制限はない、ここに目をつけたのがWilsonです。

これはスナップバック理論を基に、ストリングの本数を減らし、ストリング同士の摩擦の軽減を狙ってスピンをかかりやすくするものでした。

自分も使いましたがスピン量は増えますが、ストリングを減らす(クロス側)と球速が落ちる、コントロールがつけにくいデメリットがあります。

前述のラケットに興味を惹かれたのは横糸が20本であることです。

尚、ストリングパターンについて

以下のルールもあるそうです(未確認の為参考)

「ラケットの打球面は平面で、ストリングが交差する箇所で交互に組み合わせるか、接着させて、十文字に交わった模様を成していなければいけない。さらにストリングの張り上がり模様はおよそ均一でなければならず、 中央部において他の部分より密度が薄くてはいけない」

解釈が難しいのが後半の部分です。

「中央部が他の部分より密度が薄くてはいけない」は、縦糸と横糸で形成されるいわゆるマス目が端の部分より大きくてはいけないということです。

WilsonのSラケは横糸の本数を減らす事によってストリング同士の摩擦を減らし、ストリングの可動域を大きくしスピン量を増やすというものでした。
f:id:silverscrooge:20230109185000j:image

16✕15です。

詳細に見ると横糸の数を減らすだけでなく上下部を大きく開けています、縦糸は通常の16本ですがグロメットの穴の位置を工夫し中央部の間隔は狭くして左右の端は広くしてます、マス目は縦長の長方形になってます。

また、HEADが発売したラジカルPWRは縦糸を減らし14本、横糸は19本でした。

こちらは横糸は均等ですが縦糸は中央部を狭くしています、マス目はほぼ正方形。

どちらもルール上はセーフと言えます。

 

以下あるブログよりの抜粋 

略-多くのモデルが「縦ストリング16本×横ストリング19本」を採用しています。

ストリングパターンは、打球感や打球性能に大きな影響を与えます。-略-マス目の細かい方が、ストリング面全体のたわみ量が少なくなるため、飛びは抑えられます。-略-1つのマス目が大きい場合は、ストリング面がたわみやすく、糸の伸縮性を大いに利用してボールを飛ばすのに向いています。

実証(データによる検証)はされてはいませんが多くの人がそう考えてるのでは。

 

現在、ラジカルPWRの第3世代を使用しています。

長く第1世代を使っていましたが、第3世代はほんの少しフレームが柔らかく感じます。

ちなみに、フレームのサイズ、他は全く同じです。

肩痛を発症したせいもあり振動にはとても敏感です、特に軽量ラケットでポリストリングを使用するなら振動対策はかかせません。

振動止めを2種類、フレームの振動を減らす為のシリコンバンドも装着してます。

フェデラーよろしく何も付けない人がいますが、気が知れません。

ほぼ5年使用して、合うストリングスと適正テンション、スウィングウェイトにたどりついたのですが、もう少しショットのコントロールとスピードを上げたくなりました。

もちろんスイングスピードを上げれば良いのだけど、せっかく作り上げたフォームのバランスが崩れてしまいます。

他はそのままで精度と球速だけ上げたい・・・

相反する面もあるし、無い物ねだりかもしれません。

 

冒頭のベテラン男性のラケットを検索してる過程で、これが気になりました。

面が108、重量265、ラケット長もラジカルPWRとほぼ同じです。

現在も後継がありますが、面の形状と縦横の本数が違っています、これは16✕20本です。

※動画中で16✕18と言ってますが、16✕20です。

ラジカルPWRの16✕20本版とも言えなくもありません。

横糸が20本は現状のラケットでは、ヘッドスピードプロ(18✕20)ぐらいしかありません、上級者用とされていますが、18✕20はコントロールとボールスピードに重点をおいたバランスと言われています。

縦糸は横振り系のショットのスピン量に関わっています、縦糸の間隔がその鍵ではないかと考えます、コントロールとスピードを担うのは横糸です。

 

15年前のラケットですが程度の良いものが手に入ったので、合うストリングス、テンション他を模索しています。

 

付記

当初はお付き合いダブルスに使えれば良いかと思いましたが

駄目ですね

ショットのスピードは少し増した気がするけど、スピン、コントロールなど前のラケットの水準に達しません、あちらを立てればこちら立たずです。

ラケットは安易に変えるものではありません、初中級あたりで模索してる期間ならまだしも、ある程度自分のスタイルが出来上がってるなら変える必要はありませんね。

備忘録 「続々JRA崩壊」

ここにブログを引っ越してほぼ10年、当初は他の場所にも同じ記事を書いてきましたがいつの間にかこちらだけに。

ここはテニスに限定してたけど、 前のところではいろいろ書いてました。

そこは来年で終了になるので、そういう記事もこちらに載せる事にしました。

2008年からなのでいささか古いですが

 

この件はサンケイ新聞が熱心なんだね

【疑惑の濁流 夢の競馬必勝法ついに登場か 儲けすぎて摘発された“的中度”の罪深さ 1レースで数億円の配当も 】

ここの論拠のポイントは
「160億円の配当金を得るのにかかった投資総額が判明しない限り、U社が開発した必勝プログラムの評価は難しい」である。

わかりやすく言うと、1万円稼ぐのに1万円使ったら回収率100%!つまりはチャラ、160億の配当金を得るのに160億使ったのでは儲けが出ない、それどころかこの場合でも大損する事になる。

トントンなんだから税務署にとやかく言われる事はないんじゃないの?

と思われるだろうが、たとえ160億稼ぐのに200億かかろうが、取得した160億に対して税金を払わなければいけないのである。

でもここへ来て少し風向きが違ってきたようだ。

そもそも、この事件の発端は3年間で160億という巨額の資金の流れに国税が興味を引いた事にある。
一時期はマネーロンダリング天国?と言われた日本の金融機関も、他国の突き上げやテロ資金などの事もあり、お金の動きには神経質になっている。
まさか出所不明の訳のわからぬお金は、昔から競馬で儲けた事にするのが都合が良いと考えた訳ではないだろうけどね(笑)

ようするにこの件では金額が大きすぎるのである!
もしも確実に10%のリターンがある方法があるのならほとんどの人が賭けるのでは?
160億なら約145億の元手が必要な事になる、ちょっと信じ難い金額ではないだろうか?
いったいそんな金額をどこから集めてきたのか?

払戻金を回転させればそこまでの資金な必要ないが、この手法では1レースに多額の金額が必要になる。


捜査の真の意図はそのあたりなのかも?
金額について明確な把握が出来ているのは、JRAが捜査に協力しているからでしょう。

それならば160億稼ぐのにいくらかかったかもわかっているはず。

JRA協力説の根拠と考える理由は、一度に大量の馬券を買うだろうから窓口で買うのは無理。
買うのは電話投票かPAT(ネットで買う)になるから、金の出入りは明確に残るしこの裏付けが証拠になってるのでは?

 

話を競馬予想プログラムに戻そう。

プログラムというものは、平均的に勝つものでなくてはいけないのである。

それには流動的要素はなるべく少なくする。
なんとなくあの馬はパドックで気合いが入ってそうだとか、毛づやが良いとか、人間の主観が入るようでは年間トータルで勝てるものではない。
あくまで機械的に買い目を選ぶように作られているはずである。

また、すべての馬券を購入するものでもないだろうね。
前の項でも書いたけど高配当の馬券に集中して、しかも出来るだけ効率よく賭けないと無理。
なにせ相手は天下のJRAだし、配当データもすべて公開してる(JRAーVANというデータのシステム)。
もしもオッズから解析してプログラムを作れるようなら公開なぞしないだろう。

プログラムのアプローチとしては
1番高配当の馬券である3連単(1・2・3着を着順通り当てる)をメインに考えてるのでしょう。
例えば、16頭立てでは3360通りの組み合わせになる、確率は1/3360で0.298%である。
で、3連単の平均配当は?といえば約16800円(参考値)というデータがある。
1枚100円づつ買って336000円だから、全部買ってたら当たり前だけどマイナスになる。
買い目を減らしてトントンくらいに持って行くとしても、計算すると10頭は消去しないと駄目!

来る馬をさがすのではなく、来ない馬をさがす。

これも競馬の昔からの勝ち方のひとつ。
ここがミソなんだろうな、騎手・馬・馬場状態・人気などなど各要素で点数をつけて下位の馬を消去するとか・・・

最初に述べたように、プログラムには流動的で不確実な要素を入れては駄目である、あくまでオートマチックに買い目を選定するプログラムでなければならない。

ただ、高配当馬券で出来るだけ買い目を少なくしてだけでは限界があると思う。
リアルタイムでレースの結果を入力していき、刻々変化するオッズを睨みながら買い目を決めていくような仕組みなのかも?
もちろん想像でしかないが・・・
いずれにしろ本当にこのプログラムが存在するならばその回収率がいくらなのか?
それが知りたい。

 

この件に関してはその後、続報がなく結果は不明。

国税の見解としては、取得した当たり馬券の金額に対する課税であり、それに要した金額は考慮されない。

ある裁判で外れ馬券は取得に要した必要経費になるのではないか?と争ったが最高裁で認められない事で判決は確定している。

 

尚、競馬で得た収入は一時所得(税額50%)にあたり、年間50万円以上は申告が必要。

例えば年間トータルで100万円得たとして

100万-50万(控除)-当たり馬券を購入した金額(外れた馬券は控除されない)

=✕50% 当たり馬券の購入金額を1万円とすると税金は約28万円

100万-28万=72万。

備忘録 「続JRA崩壊?」

ここにブログを引っ越してほぼ10年、当初は他の場所にも同じ記事を書いてきましたがいつの間にかこちらだけに。

ここはテニスに限定してたけど、 前のところではいろいろ書いてました。

そこは来年で終了になるので、そういう記事もこちらに載せる事にしました。

2008年からなのでいささか古いですが

 

JRAに遠慮したのだろうか?
スポーツ新聞の扱いが少ないみたい。

それはそうだろう、ネタである紙面での予想が意味をなさなくなるかもしれない。
それほど今回の事件は衝撃的な事なのだが・・・
競馬の紙面の大半の読者が競馬で儲けたいから読む。
もちろん競馬をスポーツとしてとらえて馬券を買わない人もいるが、それは少数でしょう。
勝ち馬教えます式の全面広告があったり、競馬評論家を生業とする人も多い、それは競馬がギャンブルとして多くの人に認知されてるからに他ならない。

以下は少ないながらスポーツ系の新聞記事

 

【関係者によると、同社は、騎手や出走馬の血統などを解析する競馬予想プログラムを独自に開発し、結果を予想。倍率に応じて掛け金を変えた上で、ほとんどの組み合わせの馬券を購入するやり方で巨額の利益を得ていたが、これを税務申告していなかったという。

 国税局は同社の資産の「保全差し押さえ」の手続きを取ったが、配当などの大部分は親会社がある香港などに移されていたため、追徴税額のうち、差し押さえできたのは二十数億円にとどまったもようだ。】
10/9スポーツ報知記事より抜粋

その競馬予想プログラムの一端が書いてある。
同じようにサンケイ新聞のコラムでも触れている人がいたが、興味のある人が多いだろうから少しまとめてみたい。

僕の経験からもそうなのだが、競馬に勝つ(勝ち馬を当てる事ではなく、ギャンブルとしてトータルで収支を大幅プラスにする)事を考える意味ではいろんなアプローチがある。
それをひとつひとつ述べると膨大な量になるが、少ない報道の中で推測すると

騎手と血統を重要視するみたい。

騎手は僕も競馬における重要なファクターであるとは思っていた、場合によっては馬自身より勝ち負けに関係してくる、おそらくは勝率はもちろん、得手不得手や相性など色んな要素を考慮するのだろう。

血統については、僕自身深く研究した事はないのでわからないが・・・

あと注目すべきは、オッズ(掛け率)に応じて掛け金を変え、ほとんどの組み合わせの馬券を買う。とある!
人によっては目から鱗の事かもしれない。

実はこのやり方はオッズによってはプラスになる場合もある。
大穴専門の買い方をしてる人が、本命サイドの買い方をしてる人より年間トータルでは上回る事はある、ただしプラスになることは稀であるが。

ここらあたりにこのプログラムの秘密がありそう。

オッズはその馬に賭けた人がどのくらいいるのか?で算出される、人気の度合いとは違う。

強い馬でも賭ける人が少なければ高くなる。

また、馬券の種類毎に算出されるので、今のように高いオッズになりがちな3連単などに人気が偏ると他の馬券のオッズにも影響がある。

おそらく独自の計算で想定オッズ算出し、直前オッズとの偏りを見つけだし賭けるウェートを変えているのではないか?

推論としては、JRAのここ最近の高額配当の馬券の設定が背景にあるのではないかと思う。
馬単3連単(1〜3着を順番どおりに当てる)や3連複などがそう、僕が始めた頃は枠連馬連が主流だったし、配当もそれなりに付いた記憶がある。
高配当馬券はリターンが大きいが、当たる確率は下がる。
一方、単複馬券などは確率は高いが、買う人が少ないと配当が下がるから敬遠されがちになってしまう。

JRA(競馬)はここ最近人気が凋落している。
それに歯止めをかける為に、高配当ではあるが当たる確率の少ない馬券を導入してきた、その事で競馬のギャンブル性は高まり、ある程度人気も出たのかもしれない。

だが皮肉にも今回のようにギャンブルとして成立しなくなるようなJRAの存続にかかわる事件?を引き起こしたのではないか?
コンピュタープログラムというものは3年間のスパンでまぎれがないとすると、有効性は証明されたも同然である。
税金を払ったとしてもこれだけ勝てるプログラムの存在が明らかになった。
今後、この面で多くのプログラム作成のアプローチがなされるでしょう。
もっと勝てるプログラムもあり得るのである。