今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

ヘッド エクストリーム レフプロ

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現在、2本持ちです。

最初のは16×19ですが、2本目は16×16にしました。

クロス減らしのラケットは、ウィルソンのスチームSシリーズで使っていましたが、ヘッドのシステム(ASP)はどんな感じなのか知りたかったからです。

※レフプロシリーズとラケット自体の事はこちらでも書いています。

http://scrooge.at.webry.info/201602/article_1.html

ちなみにあくまで個人の感想ですし、あえてストリングスとテンションは先入観念が入るので書きません。

ウィルソンとは違いヘッド社は両方使える事をウリにしています。

この辺は後発ですし、同じでは無いというアピールですね(笑)

心配だったのは個体差です。

同じラケットのストリングを付け替えれば、厳密な比較は出来ますが、せっかく2本あるので交互に感触を確かめるほうがベターなので・・・

まず重量が3g、16×16のほうが軽い(張り上げ済み重量)、これはストリングスの本数が少ないので想定していました。

ストリングスは意外と重いのです、大体20~25gくらい

ちなみにグロメットも付け替えるのですが、これは重量と形状(外観)はまったく同じです。

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細部を見ると、ストリングを通す穴が微妙にずれています、これでクロスの間隔を広げています。

出来るだけグロメットの違いによる影響を除きたかったのでしょう。

実は、グロメットの違いは大きく、ストリングスとフレームの間にある事で振動や感触などに影響します。

材質、重量の違いも関係します。

改造と称しスイングウェイトを大きくしようと、鉛を埋め込む輩がいますが、とんでもない事です。

さて、マイナス3gはストリングスが少ない為と仮定すると、ヘッド部分が軽い事になります。

スイングウェイトは測る機械が無いので、これは自分の感覚しかありませんが、やはりスイングウェイトが違います。

これは、ちょうど良い感じになるようにリード(鉛)テープを貼りました。

偶然ですがほぼ3g分で合わせられたので、これで重量とスイングウェイトが揃えられました。

さて、両方の比較です。

一番の違いは打感です。

16×16は柔らかく感じます、これは明確に違います。

フレームが同一なので、しなりや硬さからくるものではなく、クロスの本数が少ない事によるものでしょう。

実はスチームSシリーズでも感じたのですが、スチームSシリーズは本数を変えた比較は出来なかったのです。

それと、球足が16×19に比べると伸びない、ボレーをする時に特に感じます。

これは、元来ストリングス全体におけるクロスストリングの役割が関係してるのでしょう。

漠然と、クロスストリングスは反発力とコントロールを担ってると考えてましたが、その通りのようですね。

本数が少ないとその分落ちるという事でしょう。

肝心のスピン量ですが、正直なところ違いは感じられません。

打感が柔らかい分、ラケット面がボールに接触してる時間が長いと見る事も出来ますが、この事とスピン量は関係がないようです。

ただ、ボールを潰してる感覚は少し得られるので、精神衛生的には良いかもしれませんね(笑)

マイナス面が多いですが、16×16でスピン量を増やすには、メインとクロスのテンション設定の組み合わせをいろいろ考えても面白いかもしれません。

蛇足ですが

最近、2本を交互に使ってるのですが、微妙に違いが出てきました。

もしや?と思って重量を測り直したら3g、違っています。

一方のグリップテープを違うものに変えていたからです、グリップテープも種類やメーカーによって重量に差があるのです。

それだけでなく、グリップ部分の重量が軽くなることでスイングウェイトの値も変わります(軽いテープにしたほうが大きくなります)

製造誤差による個体差が少ないゆえにわかる事ですが、ヘッド社のラケットはその点、優れているのでしょう。