15年振りに再開して2年、週一回のスクールと、週末のテニスオフを続けてきました。
総括として、自分なりの結論をまとめてみました。
テニスをするために、1番重要なのはラケットであることに、異存のある人はいないでしょうね。
ただ、ラケットにはフレーム自体だけではなく、ストリングスの種類とテンション、本数、の不確定要素があります。
また、ラケット探しと並行して打ち方を大きく変える(模索する)となると、かなりややこしくなります。
うまくいかないと、ラケットのせいにしがちになり、ついあれもこれもと手を出してしまいます。
フェデラーが2年近くラケットを試用したり、ナダルが結局、元のラケットに戻したり
トップの選手にしてもそうなのですから、ラケットがテニスにおいて、いかに大きな要素であるかわかります。
最初に、ラケットを決めれば、あとはストリングス(テンションとセット)ですが、これは試行錯誤しながら決めればよいのです。
ちなみにラケットも毎年新しいモデルが出ますが、大きく変わる事はないし、アマチュアレベルの使用で、ラケット自体の性能が、そうそう落ちることはありません。
さて、上達へのアプローチです。
「しっかりかまえる」、「強く打つ」、「トップスピンをかける」、この3つだけを念頭に置く事です。
この3つは関連しています。
しっかり構えないと、強く打つ事は出来ないし、トップスピンをかけないで、強く打つとアウトするように。
他にも考えるべき事はありますが、この3つに集中する事です。
ただ漠然と打っていても上達はしません、目的意識を持つべきなのです。
ショットはサーブ、ストローク、ボレーの3つ
練習のウェートは5:3:2で良いでしょう
サーブは自分のペースで打てる唯一のショットで、強いサーブが打てる事は、ゲームで大きなアドバンテージになるからです。
ストローク練習に多くの時間を使う方がいますが、ストローク練習は、同じ球を続けて打つ事が大事で,
マシンを使わない限り難しい。
上達には理論的にしっかりした考えを持ったプロのコーチに、マンツーマンで教えてもらうのが1番の早道です。
理論的な背景がないと、正しい指導をする事が出来ないし、客観的に見てもらう事で問題点がわかります。
上級者だから教え方が上手とは限りません、むしろ感覚的に理解してる人が多い。
例えば、軸をしっかりさせる、体重をボールに乗せる、よく聞く言葉ですが、では具体的にはどうするのか?
テニスのスイングが、回転運動であることを理解していなかったり、体幹と軸足を混同していたりするのです。
なぜ、トップスピンがかかるのかを理解していなければ、打つにはどうしたら良いのかわからないでしょう。
道具を使うスポーツ(特に球技)に言えることですが、動きには物理学的な根拠があるのです。
あとは、その根拠に基づいた、効果的な体の使い方を覚える事です。