今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

備忘録 「高域を追い求めてⅡ」

ここにブログを引っ越してほぼ10年、当初は他の場所にも同じ記事を書いてきましたがいつの間にかこちらだけに。

ここはテニスに限定してたけど、 前のところではいろいろ書いてました。

そこは来年で終了になるので、そういう記事もこちらに載せる事にしました。

2008年からなのでいささか古いですが

 

さて、CDプレーヤーの発売は1982年、SONYのCDP-101が最初とあります。

この年かこれ以前なのか、記憶が定かではないのですが、デモのCDを非売品のCDプレーヤーでかけていたのを聴いた記憶があります。
当然、まだCDが発売されていないので、トライアングルの音やガラスが割れる音だったような・・・

確かに、ヒスノイズのない無音の状態から、チリーンとかガッシャーンと音が聞こえてくると、どよめきがあがったものでしたねえ~
その時僕が感じたのは、クリアで綺麗ではあるけど、生々しさに欠けた音という事だったけど・・・

なにせCDの触れ込みが、高音質、高ダイナミックレンジ、歪みゼロと、良い事ばかり、皆それを信じ込まされたのと違うかな。
なにしろ圧倒的にメディアが小さいし、本体もしかり、非接触で音が劣化しない、それだけでも大きなメリットだと思ってたから。

ここからCDが主流になっていくのだけれど、考えてみれば当然ですね。

何回聴いても音が劣化しないし、曲飛ばしも自由自在、針を買換えたりするランニングコストがかからない、静電気や振動、ほこりも気にする必要がない。
これはすべてLPの欠点なんだね~(笑)

誰もLPのほうが音が良いとは言わなかったし、音楽産業にとってもCDの登場は、好都合な事ばかり。
しばらくLPとCDの発売も同時にしてたしね。

あと、これは今でも一部の人達の考えなのだけれど。
CDからデジタルの音を取り出す仕組みは、高級機でも変わらないからCDプレイヤーには、あまりお金をかける必要はないというもの。
これは、当時のCDプレーヤーの音がどれも大差なかったからかもしれませんね~

CDの登場は、オーディオの世界に初めてデジタル再生機器が入ってきた意味でも、エポックメイキングな事だし、評論家や一般的オーディオファンも、技術的な事については知識が乏しかった。

それまで100年間続いたアナログレコードの時代に、初めて登場したデジタルレコード!なのであり、今にして思えば、まだまだこれからの技術だったとわかるけどね。

さて、ここで少し話を整理すると。

僕が追い求めている高域の目標というべきものは、LP「ホテル・カリフォルニア」のD・フェルダーのリフの音だったけど・・・

CDが登場して、当然CDのほうがもっと良い音が聞けると思ったら、そうではなかった。

実は、この頃になってぼちぼち言われ出したのは、「CDは人間の可聴域の上限の20khz(ちなみにLPの高域上限は40khzと言われている)から上は切り捨ててある、人間は聞こえない領域の高音でも、体感的に感じているのでそれをカットしてるCDの音は、良くないのである。」

もっともらしいですねえ~(笑)

さてこういう意見があってかしらず、次世代CD規格としてSACDDVDオーディオが、1999年に登場するのですが。
触れ込みとして記録されてる高域はなんと100khz!CDを軽く超えてLPより上の領域まで入ってる!

これならばと思い、早速手に入れて聴きましたが・・・
前の方にも書きましたが、LPには及びませんねえ~

それなら、LP&レコードプレーヤーに戻れば良いじゃないの!との声が聞こえて来そうですが(笑)

問題はそこではないのですよ。

過去にも良いものがあるのは確かだけど、自分の思い描くこれからのオーディオの形は、デジタルが主体になる事でしたから・・・

発端の話から始まった高域の追求なんだけど、その後いろいろな事が、自分なりにわかってきました。
僕を悩ませた「ホテル・カリフォルニア」のリフの話も、ほぼこうなのだろうと言う事も・・・                                                           
                                                             続きます