今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

備忘録 「高域を追い求めて」

ここにブログを引っ越してほぼ10年、当初は他の場所にも同じ記事を書いてきましたがいつの間にかこちらだけに。

ここはテニスに限定してたけど、 前のところではいろいろ書いてました。

そこは来年で終了になるので、そういう記事もこちらに載せる事にしました。

2008年からなのでいささか古いですが

 

イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」はご存じでしょう~
1976年リリースだからもう35年前。

 

ロック史上に残る名作アルバムと言われ、同名の曲も大ヒットした。
僕はLPとDVDオーディオ、この曲が入ったベストアルバムのCDを持っています。
SACDは日本のワーナーの企画でまもなく発売になるそうですが・・・

この曲を聴きたくなった時はCDを聞いてます、なぜかDVDオーディオは聞かないですね。
DVDオーディオは高音質と言われてますが、この盤の録音が悪いのか、どうも僕にはそうは思えないのですよ。
ご存じかと思いますが、このDVDオーディオの「ホテル・カリフォルニア」には5.1CHマルチサウンドと2CHステレオサウンドが収録してあります。
2CHのほうは192khz24bitのLPCMハイレゾデータで、PCオーディオ用のリッピングに使う為か、このアルバムは随分高値で取引されてたみたい。

ただねえ、どうしても音がねえ(笑)

すこし、前置きが長くなったけど、この頃の僕のシステムはアンプがYAMAHAのCA-R1、SPはDIATONE-P610の自作、プレーヤーはテクニクスの中型機。

この曲は、ギターのドン・フエルダーとジョー・ウオルシュの掛け合いのソロが素晴らしく、特にドン・フエルダーのソロではハーモニックスを使い、キュイーンと上に抜ける音が頭を突き抜けるのですよ(笑)
当時僕は、この部分がスピーカーで再現出来る高音の限界だと思ってたんだけどねえ。

で、それ以降のシステムの基準はこの音が聞こえる事、いや、当時の決して高価とは言えない僕のシステムでこの程度なのだから、今後システムをグレードアップしていけば、もっと素晴らしい音が聞こえるはずだと・・・

当時は、ジャズ研の連中と付き合ったりしてたので、都内の有名ジャズ喫茶や、仲間のボンボンの家でJBLの巨大システムで音を聞いたけど、そんなに感動するような音ではなくてね、もちろん「ホテル・カリフィルニア」は聞けなかったし・・・

当時は、CDはなくLPだけで、それも輸入レコード屋で購入していた。
国内盤より安いのも理由のひとつだけど、輸入盤は音が違うのですよ。
国内盤は国内でプレスする時に日本人向け?なのか高域を押さえて、やや大人しい調子の音に変えてたようです。
聞き比べるとすぐわかるし、僕には断然輸入盤の音の方が良くて、当時の音にうるさい連中は、皆輸入盤を聴いてましたね。

LPは、盤に掘られた溝を針がなぞり、それを電気信号に変えて増幅するので、接触式でありしかも針の方が堅く出来ていて、結果的にLP盤の溝は削られていきます。

言い換えれば聴くほどに音が変化(劣化)していくので、さんざん聴いたあとのLPは大事に持っていても、音的には抜け殻ともいうべきもので、あまり価値のあるものではないのですよ。

LPだけではなく、カートリッジも同じで針先が聴くにつれて削られていくし、さらに盤の反りやらゆがみ、ほこりにも影響される。
聴きたい曲だけ聴くのもひと苦労だし、振動にも弱い。
最初のうちにテープへ落としたりしてたけど、これでも良い時のLPの音には敵わない。

言ってみればLPの宿命なので、これはテープしかり、接触する事で信号を取り出す仕組みの限界だったんだね。

さて、そこへ夢のオーディオメディアの登場である。

そう「CD・コンパクトディスク」です。

                                                             続きます。