今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

備忘録 「Pioneer DV-800AV 美しき蝶の蛹」

 

 

 

2007年発売で、現在は生産中止はアナウンスされていないけど流通在庫だけみたい。

イオニアは時々革新的な製品を発売するけど、なかなか作り続ける事が出来ないメーカー。
古くはレーザーディスク、プラズマディスプレーなどなど
良い技術者はいるけど、会社の資本力が続かないといったところでしょう。

この機種はDVDプレーヤーのカテゴリーに入り、メーカーもそういう売り方をしていた。
しかし他にCD、SACDも再生出来る。
価格的にはTVを買ったついでの関連販売の商品といったところかも・・・


日本ではあれこれ機能を詰め込んだものより、専用機を好む傾向にあるみたい。
これは無理からぬ話で、同じコストなら専用機のほうが良いパーツを使えるし、音質も良いはずと考えるのも自然でしょうね~
でも駆動部や他にも共通部品が多いし、主要マーケットである欧米ではユニバーサルプレーヤー(DVD&CD、機種によってはSACDも使える)が好まれる傾向にあり、今はこれにブルーレイの3Dも再生出来る機能を加えたものまである。

実はパイオニアは専業オーディオメーカーへの部品供給もしており、国産の高級オーディオメーカーだけでなく欧米のハイエンドメーカーも含まれる。
言葉を変えればベースの部品は優秀である事になるよね~

もうひとつDV-800AVには、他のプレーヤーにはない機能が付いている(購入時、他にはSONYに1機種だけ)。
それはSACDのDSD信号をHDMIでデジタル伝送が出来る事!

SACDについては別の機会に書きたいけど、CDより高音質なのは間違いのないところでしょう。
また、SACDにはマルチチャンネルのデータが収録されたものもあり、高音質サラウンド再生が出来る。

HDMI接続は信号の伝送速度の点からも有利だし、1本のケーブルで事足りる。
でもなぜか高級と言われるプレーヤーは採用していない、これは信号を受けるアンプ側の仕様にもよるね。
一般的なオーディオアンプの入力はアナログ接続がメインで、デジタル接続(光&同軸ケーブル)もあるにはあるが伝送速度の点でHDMI接続には劣るし、SACDのマルチ信号は伝送出来ない(プレーヤー側に5.1chのアナログ出力が出来るものもある)。

これはピュアオーディオと呼ばれる世界では未だにアナログ崇拝と、音は2ch(ステレオ再生)に限るといった信仰に近いものがまかり通っているせいなのかも。

いまはハイレゾ音源と言われるような高音質の大容量デジタルデータを、いかに劣化なしにハイスピードでアンプに流し込めるかが競われるようになってきている。

もうおわかりでしょう

DV-800AVは単に使い勝手が良いだけではなく、基本の土台がしっかりしている上に最新の装備を身に纏ってるプレーヤーである事!

でも本当の実力を開花させるには、蛹の殻を破らなければならない。
それについてはまた後で書きます。