今、世の中情報にあふれ、様々なメデイアを通して大量に発信されているけど、疑問に思う内容や報道姿勢も多々あるし、流言飛語に惑わされる日本人の特性がそこに浮かび上がる。 裏にそれを利用しようとするモノの存在が見え隠れする事も・・・ まあ大上段から切るような大袈裟なものではなく気楽に書いてみます。

備忘録 「DYNAUDIO・ディナウディオ 音の宝石箱」

ここにブログを引っ越してほぼ10年、当初は他の場所にも同じ記事を書いてきましたがいつの間にかこちらだけに。

ここはテニスに限定してたけど、 前のところではいろいろ書いてました。

そこは来年で終了になるので、そういう記事もこちらに載せる事にしました。

2008年からなのでいささか古いですが

 

デンマークのスピーカー専業メーカー。
北欧家具をイメージさせる木調仕上げ、そこから奏でられる音は、まるで箱からこぼれだす宝石のように美しく繊細である。

別のスピーカーを試聴しに行ったのだけど、たまたまこのメーカーの人がいて聴かせてもらった。
予算的に全然オーバーなのでその日は帰ったが、ずっとその音が耳から離れなかった。
聞けば70年代に設立されたそうでわりと新しい会社なのだ。

たかがスピーカーにそんなにお金出すの?
と言われそうだが・・・
なにせあれほど悩んで購入したハイビジョンTVの2倍するのである(笑)

昔はかなりオーディオにのめり込んだが、いつのまにか覚めてしまい、音より映像の世界へ・・・
最近TVを買い換え、ようやく視聴に耐えるものが手に入ると、今度は音である(笑)

世の中にスピーカーを作る会社はあまたある、パソコンのように技術革新で10年前の製品は時代遅れになるものではない。
ただ音の出口は変わらないのに入り口は確実に進歩してきている、LPからCDへ、今後はハイレゾ音源と言われる高音質なデジタルデータが主流になるでしょう。
すでにブレーレイディスクにはCDやSACDを超えた高音質データが記録されているしね。
音の心臓部であるアンプにもにデジタル化の波が押し寄せてるけど、スピーカーはまだまだなのかも。

スピーカーもいろいろな技術的なアプローチはされているだろうけど、スピーカーは音を出すユニットだけで成り立っているわけではなくてエンクロージャーと言われる筐体(箱ですな)と一体になって良い音を出す。
いろいろな素材を使って作れるのだが、やはり上級機と言われるものは木を使っている。
楽器の世界でも弦楽器は未だに木で作られているし、ストラディバリやグルネリの時代からそれは変わっていない。
バイオリンの名器の素晴らしい音色の秘密が未だに解き明かされないように、スピーカー作りもとても奥が深い。

ディナウディオにも専任の家具職人がいて、職人気質の彼らが手作業で作り出す筐体の木肌は一流の家具のようにほれぼれするほど美しい。

実はスピーカーというものは地域、例えばアメリカ、ヨーロッパ、日本、によってそれぞれ好まれる音質があるそうで、輸出する日本のメーカーのスピーカーは地域によって音の味付けを変えているそうである。

しかしディナウディオはそのままなのだ。
彼の地の、清澄で澄みきった冷たい空気の中で聞く音そのままに・・・

もう断言できるが、それはクラッシックオンリーと言える音・・・
そのせいか最近はバイオリンばかり聞いているのです。